あれは雨露に濡れてきらきらと光る、ひとすじの蜘蛛の糸のようだった。か細く、しかして美しく。手を触れれば簡単に切れてしまうのがわかっていたから、誰にも見つからないように、大事にしまい込んだ、わたしと母のつながり。

わたしの罪の意識。

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逸見灯里
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