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自我がねじれたアラサー夢女子が15年ぶりに夢小説を公開し、尊厳を取り戻すまで【前編】

自我がねじれています。人として、オタクとして。分離して、ねじれて、絡まっています。

男性的な部分と、女性的な部分が結構ハッキリ分かれており、そして同時に女オタクとしても、原作厨、腐女子、夢女子という3つのペルソナに分離しています。

それらがねじれて絡まって強い葛藤を生み出し、オタクとしての生きづらさを感じていました。

その中でも特に厄介なのが夢女子です。ガチ恋だし、同担拒否だし。原作厨でもあるから、同じ作品のファン同士で仲良くしたいのに、嫉妬という感情が邪魔をする。

私はそんな夢女子である自分を恥ずかしく思い、その性分を認め難く感じ、隠していました。夢女子と名乗る(知られる)事や、自分の書いた夢小説を公開する事に対する凄まじい恥ずかしさと恐怖心がありました。

性根はどうしようもなく夢女子であるにもかかわらず、です。

しかしここ数年ほどの間に、夢女子である自分に対しての考え方が大きく変化する出来事が立て続けに起きました。

中でも特にこの一年はめまぐるしすぎて、自分でも変化に追いついていないので、これを機に私の夢女子としてのこれまでや、恐怖心を乗り越えて夢小説を公開するに至った経緯をまとめておきたいと思います。

つまる所ただの女オタクのクソ長い自分語りなのですが、これは私のアイデンティティに密接に関わる話でもあるため、自分の心境を整理したいので公開します。物語化する事で、心の傷は癒やされるとも言うし。

ご興味のある方は生ぬるい目で見守ってくださると嬉しいです。

注※本記事における夢女子の定義
基本的に「夢女子」=「特定の作品に夢主人公(名前のないオリジナルヒロイン)を投入する二次創作をする人、ないしはそれを楽しむ人」として扱います。「作品に対して自己投影をする人」「非実在キャラに恋愛感情を抱く人」というニュアンスも時に含みます。

夢小説(ドリーム小説)との出会い

中学生の頃の話です。まだpixivもTwitterもなかった頃、みな細々と個人サイトで創作活動に励んでいた時代。

夢小説の存在は、検索から知りました。好きな作品の二次創作小説を読み漁っていたら、偶然名前入力ダイアログが表示されるページに迷い込んだのが全ての始まりです。

当時は今ほど検索エンジンが普及しておらず、昔は「検索避け」という概念すらなかったと思います(ナマモノ系ジャンルにはあったかも知れませんがその辺は詳しくないので間違ってたらすみません)。

ちなみに当時の通称は「ドリーム小説」という名前でした。懐かしいなあ。ちなみにこの名前には名前変換機能のDreamMakerが由来らしいです。

夢小説、もといドリーム小説を初めて読んだとき、「こんなのあるんだ……!!!!(感動)」と衝撃を受けました。

だって名前入れたら名もなきヒロインちゃんの名前が自分の名前になって好きなキャラクターと青春したり恋愛したりできるんやぞ!!?!?!

私は小学生の頃に、ドハマりした漫画には自分の考えたオリキャラをその漫画にねじ込む妄想をし、ド下手くそな漫画や落書きを書いた黒歴史ノートを量産していたので、同じ事考えてるの私だけじゃないんだ!!!!と感動しました。

そして夢小説の存在に衝撃を受けた私は、自分でも書いてみたいと思い、FrontPage98を使って個人サイトを作り、細々とメモ帳で夢小説を書き始めたのです。

腐女子と夢女子の間で

夢小説に出会った当時はすでに腐女子だったので、リアルのオタク友達はみんな腐女子でした。そのため、夢小説の話もしていましたが、腐女子として話を合わせる事の方が多かったです。

腐女子としての仮面を被っていたわけではありません。普通にBLは好きだし萌えてもいました。

しかし実はこれが厄介でした。

何が厄介かと言うと、腐女子と夢女子の間には、分断があります。私のように両方の属性を内在化させている人もいますが、そうでない人のほうが多いかと。

私はそういう構造を知らないままオタク世界に飛び込み、片方が片方を中傷する、否定する……そういう場面に出くわす事が何度もありました。

ちなみにリアルの友達は夢小説を否定しなかったので、初めて遭遇した夢否定派の意見がネット世界での過激な言葉だった分、ショックも大きかったように思います。

腐女子と夢女子は相容れないもの。それどころか夢女子はキモい。イタい。受け入れられ難いもの。タブーであり隠れているべきもの。そのような見方が、確かに存在していました。

女オタクにカーストがあったとしたら、夢女子は確実に下でした。腐女子=オタクとしてマジョリティである、夢女子=黒歴史、若さゆえの過ち。そのような見方をする人は少なくなかったと思います。

また、夢女子を否定する側だけでなく、夢女子たちの中にも「外に出ては攻撃されるから」と防衛のためにそういう暗黙の了解がありました。

夢創作者界隈を取り巻くそういった考え方は、恐らく未だに根強く残っています。

これについては私よりこちらの記事の方が詳しいのでご興味があれば。

腐女子に目覚めたのは夢小説に出会ったのと同時期くらいでしたが、どちらも自然に受け入れられた自分はこの対立構造が本当にショックでした。

しかし当時の私は、その空気に適応するように、腐女子である事は恥ずかしくなく、夢女子である事は恥ずかしい事だと思うようになっていきました。

10年間の空白の果てに

高校に入ってしばらくして、一度オタやめしました。

理由は、オタク友達と疎遠になった事と、別にエネルギーを注ぐものが出来たからです。しかしそこに、オタク自体を恥ずかしいと思う気持ちがなかったかと言えば、嘘になります。

オタクをやめていた期間何をしていたかと言えば、主に仕事です。アルバイトして、専門学校行って、働いていました。

私は何かにドハマりすると日常が破綻し、他が見えなくなる性分を自覚していたので、社会でまともな人間であるために(※)「何かの作品を好きになる事」それ自体を我慢していました。つまり感性を塞いで生きていたんです。

筆者注(※)
オタクが社会でまともな人間でない、と言いたい訳でなく、当時の私が自分をそういう目で見ていたという意味です。また、ここでは理由は割愛しますが、私は元々社会不適合者で、「社会的にまともな人間になりたい」という思いがとても強い人間でした。

しかし、それは自分に嘘をつく行為だったんだと今となっては思います。何故なら、行き詰まったから。

社会人になってから5年ほどが経った頃、環境の変化と激務がきっかけで心身ともに調子を崩し、仕事をやめざるを得なくなりました。社会不適合者である事を克服したくて生きてきた自分は、ひどい挫折感と絶望感を味わい、ああ、結局自分はまたダメ人間に逆戻りしたと思いました。

そして人生のどん底とも言える期間、それでも生きていかなければと騙し騙し日常を送っていた時、ものすごくしょうもない切欠から、とある作品の沼に盛大に転げ落ち、見事オタクに返り咲きました。

オタやめしてから約10年、20代半ばのときでした。

己が何者であるかを思い出した

オタクとして返り咲いたはいいものの、ハマったジャンルの原作と二次創作を漁っていくうちに、10年間の間にオタクを取り巻くネットインフラや二次創作に対する認識がかなり変わっていて、本当にタイムスリップしたような感覚でした。というか、マジで浦島太郎状態。

そんな戸惑いの中、なんとか状況を把握しようとしていましたが、オタ戻りした当初は自分で書くつもりなんてさらさらありませんでした。感性を塞いで生きてきてボロボロになった人間が、いきなり自分から書き出せるわけもなく……。

そして前述の通り、私にとっては夢女子は恥ずかしく隠されるべきものだったので、最初は腐向けばかりを漁っていました。……というか、今思うとオタ戻り当初は自分が夢女子である事すら忘れていた気がします。

しかし、分かる方には分かってもらえると思うのですが、腐女子界隈のエネルギーというのは中々にパワフルで、仕事辞めたてメンタルボコボコ人間には眩しすぎて、少し疲れ気味になってしまったのです。

そんな時ふと「これだけ大きいジャンルなら夢小説もあるんじゃないか……?」と思いました。

すぐさまググりました。

ありました。

そして、好きなキャラと文体のサイトが速攻で見つかりました。

読みました。何度も、何度も読みました。

何なら夢小説からさらに、新たなキャラに落ちました。

そしていい作品を読んだら、書きたくなってくるんだなこれが……!!!!

しかし当時は自己肯定感もボコボコに地にめり込んでいたので、どれだけ他人に褒められようと「いやおまえの認知が歪んでいるんだ」と頑なに信じて疑わず、本気で「書いても誰も読んでくれないだろう」「私の書くものに価値なんてない」と思っていました。

一応、腐向けを読みまくっていた時も、書いて(描いて)はいました。しかし上記の根深い思い込みと、自分の理想と現実のギャップに耐えられず、すぐ筆を折ってしまったんですよね。

しかし、夢小説のときは違いました。腐向けの時よりも遥かに途方もなく、抗い難い熱が湧き上がってきました。それは外に出さなければ今度は自分の熱にやられてしまうのではと思う程に。

自分は、どうしようもなく夢女子なのだと思い知らされました(しかもガチ恋……)。

この時の私はリアル引きこもりな上に、腐向け用のTwitterアカウントはすぐに消してしまったため、持っているのはフォローフォロワー0の鍵垢のみというネット引きこもり状態でもありました。

ならばいっそ「誰にも見られないからこそ、逆に好き放題書いてやれ!!!」と開き直り、ひとりぼっちの二次創作ライフがスタートしました。

読んでもらう快感を知ってしまった

上述の通り、初めは本気で誰にも見せるつもりはありませんでした。

実際、鍵垢で引きこもっている限り、他人との解釈違いに感情を揺さぶられる事もないし、自分の妄想しかない世界は最高でした。

夢女子の友達いないから見せる相手もいないし、批判されて傷つくのも怖いし。そもそも自分の妄想なんて誰も興味ないし。

自分だけで書いていれば満足。そう言い聞かせていました。

このリアル引きこもり期間というのは相当な暗黒時代で、人間関係を閉じていたため、会話ができる相手は旦那と心理カウンセラー、あと同ジャンルに突き落とした友人一人だけでしたが、その友人にも二次創作は見せていませんでした。

しかしひょんな事から、友人と話が盛り上がった勢いで3000文字程度のギャグSS(名前変換なし)を一晩で書き上げ、その熱量をもてあました私は、あろう事か友人にそれを送りつけてしまったのです。

ちなみに友人は夢女子でも腐女子でもありません(※ただし海ドラからエロゲまで網羅する地雷ほぼなしのハイパー雑食オタクです)。

完全に衝動でした。そして送った後、途方もなく後悔しました。過去の経験から「夢女子以外の人から見た夢小説は気持ち悪いもの」というネガティブなイメージがあったからです。

しかし友人はちゃんと読んでくれて、しかもめっちゃ笑ってくれて「支部にあったらブクマするやつ」というもったいなさすぎる褒め言葉まで。

そして「夢主(オリキャラ)がツボ」と言ってくれました。

正直「そっちかよ!?!?」と衝撃を受けましたが「着眼点が違っても、楽しんでもらえるんだ」と凝り固まっていた思考をほぐしてもらえたような感覚でした。

ちなみにこの時SSを送りつけてから感想が送られてくるまでの数分間、不安で死ぬほど手が震えてお腹痛くてやばかったです。けれどその分、感想が送られてきた瞬間、読みながら嬉し泣き&笑いながら膝から崩れ落ちました。嬉しくても人って膝から崩れるんやね……。

今なら「小ネタひとつ読んでもらっただけでどんだけ感動してんねん。生まれたての子鹿かよ」と突っ込みたくなりますが、この時は割とガチでこういう感じでした。

二つの心理的ハードル「恐怖と恥」

この出来事をきっかけに、そのあとも何本か読みやすそうなものを選んで友人に読んでもらいました。その度に「もったいない、支部にあげよう」と言われ、ほんの少しずつではありますが、自分の中にも「誰かに読んでもらいたい」「自分の妄想が誰かの癒やしになるのなら」と淡い気持ちが芽生えていました。

書き始めてからすでに3年ほど経っていたと思います。

ちなみにこの時点で何本くらいあるんだろうと思って数えてみたんですが、書きたくなった時に衝動的に書いているために、最後まで書き上がっているものは遥かに少なく、書き上がり10に対して書き上がってないのが50とk……ごめん嘘ついた今数えたら100越えてた。

ネタメモとかも全部ごちゃまぜに入ってるのですべてが小説ではないんですが、今見たら147って……あれ、嘘でしょ、こないだ見たとき70くらいだと思ってたのに……おかしいな???

衝動的に書き始めて、7割くらい書いて放置とか、ネタをメモって満足。というのも含めたら147。

我ながらよく書いたなぁ……。(※但し未公開)

おそらく他人からしたら、それだけ長い間書き溜めて来たのに、今更何を躊躇う事があるのかと言われそうなもんですが、夢小説を公開する事を阻んでいる二つの心理的ハードルがありました。

一つは「書いた文章を人前に公開する事への強い恐怖心」、そしてもう一つは「夢女子としての自分に対する恥ずかしさ」です。

恐怖と恥。この二つの感情は、本来防衛機構であるが故に、人の行動を強く縛ります。

一つ目の恐怖心は、夢小説だけでなく、自己表現全般に関するものでした。

この恐怖心は幸いにして、noteである程度克服する事ができました。葛藤はありましたが、「読んでくれる人がいる」という実感を得る事が出来たため、書き続ける事ができています。

noteでの経験は、夢小説の公開について前向きにさせる大きなきっかけになりました。むしろぼっちで書いていた時は見て見ぬふりをしていた自分の承認欲求に火をつけた形に。

しかし、そうなると今度はもう一つの感情「恥」が立ちはだかります。

私の中の夢女子は、思春期のオタク活動の中で「恥ずかしいもの」として刷り込まれました。そして一時は忘れ去るほどに抑圧され切り離されるほどにその感情は強く、夢女子としての自分を表に出す事は、本当に抵抗がありました。

noteで夢女子についての記事も書いていましたが、それらのコラムは、この恥と承認欲求の葛藤から漏れ出たものです。

面白おかしく書いているようでいて、実は公開するのにどれもものすごい勇気がいりました。特にガチ恋の記事を公開する時なんかは、崖から飛び降りるような気持ちで公開したのを今でも覚えています。

そして同時に、私の恥ずかしさはさておいても、夢小説自体がニッチでマイナー、全ての人に理解される訳ではないというのも事実。

そして更に今私がいるジャンルは、ハマってから爆発的に売れたためメガジャンルに。だからこそ、私が書かなくてもごまんと素晴らしい二次創作が溢れているし、公開しても誰も読まないんじゃないか、という恐怖がありました。

それでも、そんなに恥ずかしいものなのに、どれだけ押さえても「読まれたい」という感情は消えてなくならず、怖い怖いと言いながら、誰に見せるでもないのに、夢小説を書く事はやめられない。書くことに飽きる周期は来ても、結局またゾンビのように蘇る。

そして「誰かに読んで欲しい、萌えて欲しい」という気持ちはどんどん肥大化していき、自分より楽しく大っぴらに二次創作している他人への憎しみすら湧いてしまった事も。

砂漠の中でオアシスに辿り着く

公開する方向に気持ちが少しずつ傾き始め、承認欲求と恥の天秤が逆転しかけた頃、「恥ずかしいなら、恥ずかしくない場所で公開すればいいじゃない」という結論に至りました。

ようやく、腹を括ったのです。

しかし、ここでまた新たな問題が立ちはだかります。それはどこで公開するかという問題です。

これがなかなか難しい。

私が何かを公開する精神的ハードルがいちばん低いnoteは二次創作を許可していないし、二次創作の中で一番ポピュラーなpixivには、当時、名前変換機能がなかった。あとpixivの空気はなんか苦手でした。

ぷらいべったーは名前変換機能搭載ですが、いまいち見た目が好きじゃない(行間狭くない?)し、Twitterアカウントが必須。しかしメインのアカウントと紐付けたくはない。

かと言って、いちからTwitterアカウント作ったところで、他の夢書きさんとどう交流すればいいのか、夢創作者のローカルルールなどを一切知らない私は途方に暮れました。

やはり初心に帰って個人サイトかと考えましたが、自分でサイトを構築するのも面倒(本職のくせに)。しかも検索避けが当たり前なのに、個人のページをどうやって人に読んでもらうのか。

かなり長い間悶々と悩んでいたように思います。

そんな発酵したクソデカ感情が何かを引き寄せたのか、あるプラットフォームを知りました。それが「フォレストページプラス」です。

Twitterタイムラインに表示される広告を見て「これだ……!!!!!」と思いました。そしてとりあえずググると以下の記事に出会いました。

この記事を読んだ当時2019年3月でしたが、フォレストページプラスを初めて見た時マジでタイムスリップしたかと思いました。

サイトデザインも古の夢小説サイトによくあるレイアウト(リンク横並び)に加え、一応スマホ対応らしく横スライドメニューも完備というなんともいえない懐かしさと新しさが混ざった仕様。

またフォレストページプラスそれ自体がゆるい検索サイト的な役割を果たしているので、夢小説を読みたい人がサイトを検索できる仕様なのも優しい。もちろん、個人サイトトップは検索避け可。

デザインもそこそこ良くて、名前変換ができる。とりあえず置き場所を探していた私にとってはこれ以上ないプラットフォームでした。

書き始めてから4年、フォレストページプラスに出会い、冬野さんの記事を読んでからさらに悩みに悩んで、ついに半年後の2019年の9月、サイトを作りました。(名前とか決めるの大変だった)

正直デザインテンプレートは好みのものがなくて、初期設定のリンク色や行間をいじった程度だったのですが、それでもそれなりに満足行く仕上がりになりました(凝りだしたらキリがないので、制限がある方がありがたい)。

内容の性質上、リンクは貼れませんが、おっかなびっくりでも、とにかく公開出来たことは私にとっての大きな進歩でした。

では公開できたところで、自我のねじれがマシになったかと思いきや、実は公開してからの方がむしろ、自我のねじれのキツさを実感させられるハメに。

これはおそらく「長い間縛られていると感覚は麻痺するけど、動こうとするとその縄のキツさや痛みを実感する」みたいな感じなのだと思います。

後編では、公開したらしたで、読まれたい気持ちと読まれない現実との葛藤、いざ感想を貰えたらもっともっとと欲しくなる無間地獄のような承認欲求、そして、自分が何故こんなにも夢女子である自分を恥ずかしいと思っていたかという根幹に触れていきます。

◆後編はこちら◆


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逸見灯里
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