SONY WM-150 (ウォークマン紹介 #2)
こんにちは!早川冴理です。
今回の機種はSONY WM-150です。
外観/機能
今回のWM-150はカーマインレッドって名前らしいです。ほかにはブラック、ホワイト、ミッドナイトブルーがあります。
赤色の塗装の質はめちゃめちゃ良いです。普及機なのにしっかりお金がかかってます。
デザインも隙なくまとまっていていかにもSONYって感じですね。
なんとなくWM-501の流れを感じます。相場が高いのもなんとなくわかる。
機能面で特筆するべき事は特に無いです…
オートリバース、重低音D.B.B回路、DOLBY Bくらいでしょうか。
そういえば、この世代がEXアモルファスヘッド初搭載ですね。
同時発売の550Cやその少し後の701cは全部DOLBY Cが付いている恐ろしい時代なので、微妙に見劣りするかもしれません。
紹介はほどほどに、外観を見ていきましょう。
まずは正面、シンプルイズベスト。微妙に色がくすんで見えますが実物はもっと鮮やかな赤です。
みんな大好き(?)DBBのロゴが目立ちますね。
側面にはイヤホン端子とボリューム、BATTランプとDBBのスイッチがあります。
黄色のDBBスイッチと緑のイヤホン端子がアクセントになっていて好きです。
細かいですがBATTランプもREV、FWDがわかるようになっていて便利ですね。
操作ボタン周りです。こちらもシンプル。
緑のDIRボタンが目立ちますね。
ストップとオープンボタンが独立して、リバースモードの切り替えレバーの位置が変わったことから501系のメカから全く新しい物になった事が分かります。
裏面にはDOLBYの切り替えとテープセレクターがあります。
なんでもない型番とDOLBYのライセンスの文章が妙にカッコよく見える謎。
電池ボックスと充電スタンド用の端子が見えます。
外付け電池ボックスはWM-550C、F550C、509、607、609辺りと互換性があります。
メカ/整備性
基板を外さないとメカにアクセスできないのが若干不便です。ネジ、モーターと電源の配線、ヘッドからのフレキを外せば基板が外せます。
メカの構造自体は悪くないんですが結構ギアが割れます…
特にクラッチギアがよく割れてます。
強いバネで抑えられてるせいなのかな…
一応FixYourAudioさんで交換品が買えるのが救いです。
基板はまだコンデンサー問題が無い世代なので楽で良いですね。
あとは組み立ての時にドルビーとテープセレクトのスイッチを壊さないように気をつけるくらいでしょうか。
今回の150はピンチローラーの逃しが足りず、ヘッドの下辺りを押すと走行が止まったり不安定になる問題で散々苦労しました…
微妙に強度が足りてないのかなんなのか、、、
音質
結構良い方だと思います。個人的には前回のEX5よりいい感じ。
EXアモルファスヘッドのおかげか高域から低域まで綺麗に出てきます。
総評
かっこいいんですが、なんかガタついてて不安な機種でした。
まあ101系統からずっとそんな感じな気も…
同時期のAIWAが頑丈さを特徴にしようとしてたのもなんとなくわかります。
完全に直すのにはかなり手間がかかり大変なので、技術に自信がある人はトライしてみてもいいと思います(結構相場高めですが…)。
デザインも音も良いので、動かせれば満足度が高いウォークマンですよ。
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