私の不思議体験6 恐怖の金縛り後編 死 とんでもないことが起きてしまった。
皆様こんにちは。後半に入ります。これは怖いというか・・言ってはいけないことではないか・・とかいう気持ちも強く10年以上私の心の中に秘めておいた話です。
私の不思議体験でガタイのいい黒い影がドアから入ってきて枕元に正座してじっと私の顔を見つめているという話をしましたが、怖い体験も数を重ねるとだんだんと慣れてきて、後半には「これは誰なのか」確認しようと試みたりしていました(半分遊び心まで出てきていました。)
そんなときのある日・・・
窓は網戸にして寝ていました・・・
夜中たしか3時前後だったと思います。
寝ていて、突然、「やばい・・窓から入ってくる」「窓を閉めないと」という気持ちに狩られまいた。
なぜかはわかりません。こんなことは初めてです。
それとほぼ同時に、窓から黒い砂嵐の様な影が「シュー」っと入った様な、出て行った様な感覚がありました。
とても怖かったです。
なんだったんだろう・・・。とりあえず、窓を閉めて、また眠りに着いてすぐです・・・
1階で寝ていた母が、私の父の様子がおかしいと、私のところに来ました。
慌てて1階に行ってみると、意識のない感じの父が、一生懸命座ろうとするが全く力が入らずそのまま倒れる・・・ということを繰り返していました。
救急車を呼んでそのまま入院しましたがICUから出ることなく、意識のないままそのまま亡くなりました。脳梗塞でした。
あの窓から入ってくるもしくは出ていく感覚あれはなんだったんだろう・・・・。父の死もあって、もう何年もとても人には話せませんでした。
不思議な体験でした。
追記:父の脳梗塞部分は脳幹という声明を司る部分でした。息をさせたりする部分・・・全く動きません。しかし、今考えると、大脳は生きている時期もあったのでもっともっとなぜ声をかけてあげなかったんだろうと後悔しています。育ててくれて、ありがとう、おとうさん。
*挿絵は以前お狐様だったと思いますが雑誌の挿絵に描かさせていただいたものです。今回の件とは関係ありませんが、黒い影の動くイメージが近かったので掲載しています。