絶対にチーム制作を成功させる方法

こんにちは、はやぶさです。今回は主にチームリーダーをする可能性が高い、学生プランナー向けに記します。プログラマーやグラフィッカーの話も少しは記しますが、お願いのような部分になるので、それでもよろしければそのまま読んでいってください。

はじめに

まず、チーム制作が成功する理由ではなく、チーム制作が失敗したときの状態を箇条書きします。

・どこかの作業ができなかったor遅れたことにより完成度が著しく低い
・企画がそもそも面白くないor何かのゲームの模倣でしかない(成功の定義にもよるのでここはなんとも言えない)

まぁ、大体この2点だと思います。チーム制作をしたことのない初心者の方は、こんな問題があると成功しないんだな程度に思っておいてください。では、この2点どのように改善すればいいのか、後者に関してはかっこにも書いていますが、その制作での成功の定義にもよるので、本当に失敗といっていいか難しいです。例えば、「初めてゲーム制作をする」ような人の目標って「模倣でもいいから定めた期間内に完成させる」これができただけでも成功だと思います。また、「技術を向上させるための制作」となると、制作に携わった人が技術向上をすれば成功になると思います。後者に関してはコンテスト向けだったり、売れるゲームを作るってなったときの失敗になるのかなと私は思います。となると、実質前者の「どこかの作業ができなかったor遅れたにより完成度が著しく低い」状態が失敗と私は定義をします。

では、「どこかの作業ができなかったor遅れたにより完成度が著しく低い」状態にならないためには、どのようにチーム制作を進めればいいか、私の経験や、他のチームの状態を見ていて思ったことを交えて記していきたいと思います。

原因

まず、なぜ作業が止まったり、遅れたりするのでしょうか?私が実際に聞いた言葉を箇条書きします。

・思ったより難しかった、時間がかかっている。
・動いてはいるんだけどここが少しおかしくって…
・処理の書き方、グラフィック案が思いつかない。

まぁ、大体はこんな感じかなと思います。チーム制作を行って失敗をした経験のある方々なら聞いたことがあったり、実際に言った経験があるんではないでしょうか?ここの問題を迅速に取り除くことによってチーム制作の成功率がぐんと上がると思います。

なぜ起こる?また、その解決法は?

ではなぜ上記の3つは起こるのでしょうか一つ一つ紐解いていきましょう

・思ったより難しかった、時間がかかっている。

まず、「思ったより難しかった、時間がかかっている」場合どうして起こるのか考えていきましょう。まぁ、簡単に言ってしまうと「見積もりミス」ですよね、担当者と発注者の見積もりが甘かったせいで、起こっているわけです。まぁ、仕方ないです、誰だって人間ですしミスなんてします。学生となればそれこそ経験が浅いですし、見積もりなんて大体あてになりません。となれば、どのようにして解決するかが一番重要です。解決法さえわかってしまえば怖くありません、ではどのように解決するかというとズバリ「いっそのことその問題になっている仕様をなくしてしまいましょう!」、、、はいそんなチーム制作を行うにあたって遅れを生じさせるような仕様なくしてしまえばいいのです!!、、、まぁ、半分は冗談だとして、とはいえ、仕様を切り捨てる決断が重要ってことです。というのも、割り当てられている仕事が期限内に行えない場合って、ただ、「見積もりが甘かっただけ」「そのチームには困難な仕様」だったかの二択なんです。たとえゲームの軸になるような重要な仕様だったとしても、完成しなければそれはただの妄想に終わるだけです。チーム制作を行うのであればどんなことがあろうと完成させることが絶対条件なのです。(制作に当てた時間を無駄にしないためにも)となれば完成に近づけるためには、企画を捨てて、新たな企画を考える勇気も必要なのです。ただ、ここで一つ注意点があります。詰まっている部分の仕様を切り捨てるとはいえ、その詰まってるタイミングによっては、新しい企画を進めている余裕がない可能性があります。なので、新しい企画とは言いましたが、その問題となっている仕様の部分を、「何かに変更してどうにか完成に持っていけないか」考えることが重要です。そのためにはそのゲームの面白さなどをチーム内で一番理解していないといけません、変更していい部分と変更してはいけない部分が絶対にあるはずなので。あ、ただ、見積もりが甘い場合もあるので、一応いつまでにできそうか聞いておきましょう。そこで「わからない」や「明らかに他の作業に影響が出るような日付を言われた場合」「聞いた日付を超えた場合」は仕様変更をしましょう。

長々と記しましたが、まとめると、「思ったより難しかった、時間がかかっている」と言われた場合は新しい見積もりを聞いて問題があった場合は「仕様を消すか変更する」かして絶対に間に合うように臨機応変に対応をしましょう。

・動いてはいるんだけどここが少しおかしくって…

次に「動いてはいるんだけどここが少しおかしくって…」って場合ですがこれの起こる状態と、解決法は結構簡単で、起こる状態は「サイトのコードコピペで内容を理解していない場合」「こだわりのせい」の二点です。では、どのように解決しましょうか、まぁ、おかしい部分の度合いにもよりますが、私は基本的に次の作業進めてもらいます。そうでないと先の作業に影響が出ますし、大体プログラマーさんがおかしいっていってる場所そんなに致命的な場所でもなかったりするので。私はそれ聞いた段階で基本的には次に進んでもらいます。ただ、「基本的に」っていってるのも、おかしい部分がゲームの核に影響する場合はちょっとお話をします。「ベアプログラミング」って言葉があるほどなので、会話すると問題点が解決したりする場合があるのでお話をします。また、この時多少プログラムできると「ごり押しになるけどこの処理でもとりあえずはいいよ?」みたいな提案もできたりします。

まとめると、とりあえず次に進んでもらいましょう。どうしても直さなきゃいけない場合は、お話をして解決を促すか解決法が思いついたら提案をしてみましょう

・処理の書き方、グラフィック案が思いつかない。

最後に「処理の書き方、グラフィック案が思いつかない」って場合の原因は、「力不足」と「そもそも仕様をいまいち把握しきれていない」の2点かなと思います。前者に関しては仕様変更をおこなって乗り切りましょう。後者は「仕様を詳しく説明する」「仕様自体決まっていないのであれば決めましょう」また、仕様が理解できたとしてもグラフィックに関しては活路が見えない場合があるので方向性が決まるまで話し合いをしましょう。

まとめると、仕様が力量に見合ってなかったら仕様変更を行いましょう、仕様理解ができていないようだったら理解ができるまで説明or話し合いを行いましょう。

まとめ

 あなたはチームリーダーです。会社なら社長、サッカーチームならキャプテンや監督、海賊なら船長です。あなたはチームにとってそれほど重要な存在です、時には仕様を切り捨てるような重要な決断をしなければいけない時もあるし、チーム皆の状況を深く把握するためにコミュニケーションを取らなければいけません。でないとチームメンバーはどこへ向かえばわからず路頭に迷うことになってしまいます。誰よりもチームや作るゲームを理解して、ぜひ完成というゴールに向かってチームを導いてください、この記事があなたのチーム制作にいい影響を与えられたのなら幸いです。

おまけ

最後に、チームリーダーじゃないチームメンバーに当たる、プログラマーやグラフィッカーの方などに向けて少し記そうかなと思います。最初に話していたお願いの部分になります。あなたが問題に直面した際、1人で抱え込まずに、チームリーダーやそれ以外のチームメンバーに相談をしてください。確かに、「与えられた仕事だから自分で責任もって最後まで遂行したい」という気持ちもわかります。ですが、あなた1人でゲームを作っているわけではありません。チームで作っているのです。だから、責任とか気にせず気軽に相談していいのです。相手が理解してくれないかもしれないとかも考える必要はありません。あなたが抱えている問題はチームの問題でもあるのですから。
また、相談は速いほうがいいです、締め切りまで時間があればあるほど解決するための方法は多くなりますが、締め切りが近づいていくとどうしようもなくなってしまう可能性が出て、結果的にあなたのせいで失敗したってなるかもしれません…(本当はチームの責任なのに…)なので相談はこまめに行いましょう。そして、チームリーダーもこまめに進捗を聞いたり、相談しやすい環境作りを行ってください。そしたらチーム制作の成功する確率はぐんと上がると思います。以上です。
まっ、楽しく制作してたら気が付いた時には完成してるさ、楽しく面白いゲーム作りましょ。私は今後も作っていきます。ではでは

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