見出し画像

夜行バスに揺られて、リスボンへ。

今から10年ほど前に沢木耕太郎さんの深夜特急を読んだ。
でも、ほぼ覚えていない。
ぼんやりと、旅したいなぁと思ったのと、旅行記って面白いなぁ。というのは覚えている。

いまの時代は、インフラの影響もあり旅がしやすくなっている。
拍車をかけるように、SNSで"映え"を意識した投稿や、Youtubeの旅行記が多く見られるようになったことで、旅が目的というより、写真や動画を目的とした思い出記録大会に参加したい人が多い。

なので、あまり旅行記は書きたくない。

しかし、僕のお友達や知り合いが、お前の目で見ているものを伝えてよ。ということを案外おっしゃってくれる。

だから、見栄えとか憧れとかではなく、その場の思いつきや現地調達しながら、あたふたと無駄な時間とお金をかけがちな僕の旅の内容を書いていきたいと思います。


今は、リスボアにいます。8:30です。

つい数時間前に、とんでもないことに気がつきました。
時差問題です。

今まで、サマータイムっちゅうものに触れたことがなかったので、気にしていなかったのですが、まさに今日そのサマータイムが終わり、明日か3月頃まで時差が1時間巻き戻しをします。

サマータイム時の時差は、ポルトガルと日本で8時間。

南アフリカの時は7時間です。
仕事関係者には理解と調整をしてもらいつつ、MTGなどは日本の14時 (南アフリカの朝7:00)からに基本はしてもらっていました。

8時間はきつい。
日本時間14時のMTGが、ポルトガルだと朝6:00からになるなぁ。
まあ頑張るか。という気持ちで、今日リスボアに来ました。

しかし、ご察しの通り、9時間となる。

14時からのMTGが、朝5時スタートとなる。

富士山のご来光を見るための起床時間で、数日間を過ごさなければならない。

ということに、先ほど気づくのです。

これは、事前に調べておけばポルトガルの滞在を短くすれば問題ないことではあります。

しかし、11月5日に開催されるスポルティングリスボン vs マンチェスターシティと超絶面白いであろう試合のチケットを購入してしまったので、12日間はここにいなければなりません。


朝早く起きないといけないというのは、当たり前ですが夜早く寝なければなりません。
進次郎構文ではありません。


旅の楽しみの一つに、ナイトライフがありますがリスボアではそんなにそれを楽しめないかもしれないなぁ。
ということを知ってショックを受けています。

という、ドタドタ感が僕の旅にはつきものです。

なぜなら、どうにかなるでしょ精神だし、調べないから。


今日の朝6:00に、リスボアに着きました。

国を跨ぐ、深夜バスは良くないですね。

初めての国に、朝早く着くと胸がよりザワザワします。

セビージャから一転して、
駅に少し、ワルモノがいそうな雰囲気。


それに、日の出も8:00なので真っ暗。

おまけに雨。


何とかGoogleマップのおかげで、そのターミナル駅からバスを使って、今夜から泊まる宿 (airb)の近くに移動しました。
(新宿にバスが着いて、三軒茶屋に行く感じ)


朝9:00くらいであれば、airbのオーナーが荷物を預けに来てくれて良いよということだったので、30分くらいかけてそのオーナー付近の地域に向かいます。

そうすると、7:00くらいにはなるので、カフェもオープンし時間を過ごせられるだろうと。

そして、バスに乗るとたまたま最終着が目的地でした。

のんびり乗ってられるなぁと思って、ふと寝ていたら起こされました。

この先の停留所は、何もないからここで降りなよ。
ここからだと、乗り換えられるぜ!


っていうことを2人の乗客に言われ、
時間を見ると到着予定時刻に近かったので、まあいいか降りるかと、寝ぼけながらにバスを降りてしまいました。

おそらく、でかいキャリーを持った僕に対して、親切に案内をしてくれたようです。

乗り換えをしないと、繁華街には行けないよと。
お前の宿はそっちの方にあるんだろ?というような仮説のもと、声をかけてくれたんでしょう。

彼らの言葉や優しさに対して、否定するのもアレでしたので、降りることに。

すると、やはり目的地まであと3つほど、しかも、リスボンは地獄の丘続きなので、めちゃくちゃに坂。

バス乗っていれば何でもなかったのですが、
30kgのキャリーを雨に濡れながら、傾斜の激しい坂道をゴロゴロ転がしながら、どうにか最終目的の停留所付近に。

途中で、トラムを見かけてほっこり。
お、これが噂のリスボア名物かと。

時刻は、7:00。

雨が強くなりつつあるのですが、カフェが近くにありません。
仕方なく、そこからさらに5分ほど歩き家の方に近づくと、ようやく薄暗い光の中カフェがありました。

やっているかやっていないかわからない店でしたが、濡れた僕を温かく迎え入れてくれました。

そんな中、このnoteを書いています。
時刻は9:00。

ようやく、宿に向かい荷物を預けられそうです。

時刻的には今日が始まったばかりですが、
バスの疲れもあり、雨ということもりどんよりな心持ち。

になりそうですが、今日という1日をポルトガルにいることの期待と出会いを求めて頑張ります。生きましょう!

では。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?