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ボディーコピーというものは、広告全体のボディーなんだよ。

キャッチフレーズに対して広告の本文をボディコピーと言います。

「広告は力学だ」と、新人のころに教わった記憶がいまも残っています。キャッチフレーズはひとの目を止めるためにいちばん目立つところに置く。次に読んでほしいのは本文なので、そこへ目をうまく誘導するようにして、最後はロゴやタグラインに着地させるのがデザインの基本だ。と、いうことを言っているのだと思います。

「広告は力学だ」とは「デザインはロジックだ」「コミュニケーションは情報の整理学だ」とも同義語ではないかしら。

でもね。
一生懸命にボディコピーを書いて丹精込めてデザインしても、新聞広告の場合ではキャッチフレーズを読んでも本文まで読むひとはわずか数%なんですって。
それなら、せっかく読んでくれる数%のひとを引き込むようなボディコピーを書きたい。そう思って、できるだけ丁寧に面白くわかりやすく飽きさせないコピー(単純に言うと引き込むチカラの強いボディコピー)を書くのがコミュニケーションにとっては大事なんだとwebの時代になって改めて思うのです。だって、読んでもらわないと届かないもん。コミュニケーションは、はじまらないもん。

最近はじぶんの思うようにやらせていただけるケースが多いので、そのぶんボディコピーに神経を使っている。杓子定規な建前コピーを書かないようにしている。定型のカタログチックなコピーにならないようにしている。

ちゃんと読んでもらわないと、せっかく時間をかけて書いても報われないもんね。

webのコピーを読んでいて、広告コピーを訓練した方が良いのになあと思うことが多い今日このごろ。デザインも然りでグラフィックデザインをちゃんと訓練しないと見てても気持ち悪いよなあと思うじぶんは旧人類なのかなあ。

そうじゃないと思うけどなあ。

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