中世騎士ゲーム『Chivalry2』クローズドβ 全12クラスまとめ
中世の騎士になって相手の城を攻め落とすゲーム「Chivalry2」のクローズドベータテストが先月の4月23~27日に行われました。
しかし、製品版が発売されるまで当分時間がかかるので、ベータテスト時に使用可能だった12種類(4クラス×3種)の兵種の使用感想でも、まとめておきます。
当方、PCアクションゲームをするのはこれが初めて&調査時間に限りがあったため、歴戦の騎士である皆様方には的外れな内容であるかもしれませんが、戦場で視界の隅を走り回る一雑兵の意見だと思って目くじらを立てずご覧ください。
来月から戦場に赴くことになる同僚の新兵諸君は、共に高みをめざしましょう。
クラス:騎士
耐久力が高い代わりに、ダッシュの速度と最高速度までの加速度が低いです。つまり、足が遅いです。正面からのぶつかり合いは得意なので、味方よりも前に出て、先陣を切り開くのが得意なクラス。
士官
難易度 ☆
武器の射程 長い
騎士クラスの基本職。初期武器のロングソードは射程も長く、使いやすい。「味方に同行すると真価を発揮」とありますが、詳細は不明。攻撃力が上がったりするかもしれない。
高い体力を活かして、先鋒として相手部隊に切り込んでいこう。味方の肉盾となって死ぬのもまた前線の務めである。
スペシャルの「トランペット」は周囲の味方を回復することができる強力なスキル。しかし、自分自身は回復対象にならないことと、即時回復でない点には注意。使いどころを吟味しすぎると、味方が先に全滅してしまう可能性もあるので、ある程度雑に使ってしまってもいいだろう。
当然だが、味方の人数が多いほど効果が高まるので、サーバーの人数が増えるように、日ごろからチバリー布教活動に励むことが大切。
ガーディアン
難易度 ☆
武器の射程 短い
自称「最強の耐久力」を持つ、近接最強キャラ候補の一角。ただし、武器の攻撃範囲が狭いため、槍などの長物には不利な場面も多い。盾を活かして相手に詰め寄ろうとしても、今度は足の遅さがネックになる。
ガーディアンが最も実力を発揮するのは、集団戦の時だ。盾で複数の相手の攻撃を受けてヘイトを集めながら、味方に左右から挟撃してもらおう。
屋内のような狭い場所で戦えば、前述した武器の短さという弱点を補えるが、盾持ちはキックでスタンするというデメリットを持っているので、盾を構えっぱなしにする手癖は治しておこう。
「バナー」はこのゲーム最強クラスのスペシャルで、設置すると周囲の味方の体力を持続的に範囲回復する。戦場のド真ん中に置くと、相手に破壊されてしまう可能性が上がるので、前哨基地として一歩手前に置くと良い。
ベータテスト後の調整で、バナーの回復量が調整されると明記されているが、果たして強化されるのか、弱体化されるのかは不明である。
クルセイダー
難易度 ☆☆
武器射程 やや長め
こちらは自称「最強の矛」。「ロードアウトが最高の潜在攻撃力を発揮」とあるが詳細は不明。同じ武器でもこの兵科が使うと威力がアップするのかもしれない。
武器射程は、士官に劣るがその分、攻撃力や破壊力に特化した武器が揃っている。補助アイテムも「投げ斧」と殺意の高さは申し分ない。
ちなみに騎士クラスのダッシュ攻撃は「タックル」で、ガードしていない相手を、ダウンさせることができる。ダウンした相手は無防備になるので、そこに火力を叩きこんであげよう。
その勇猛果敢な出で立ちは戦場だと目立ちすぎるので、時には弓矢やクロスボウの的になってしまうかもしれない。しかし鈍重さゆえに、遠隔攻撃に対しては有効な反撃手段がない。盛者必衰を受け入れるほかあるまい。
クラス:歩兵
耐久力とスピードを両立しているバランスに優れたクラス。前線を維持しつつ、味方のカバーには積極的に入って、相手を囲んで棒で叩こう。
スペシャルは全員共通して「医療キット」。味方単体への回復支援を行うことができる。地面に投げ捨てて、味方に使ってもらうこともできるが、味方に向かって投げつけることで、直接回復してあげることも可能。
ポールマン
難易度 ☆
武器射程 長い
武器の射程を活かして、間合いを取るも良し、ブンブン振り回して相手集団にダメージもばらまくのも良しと、有利行動の教科書みたいなキャラ。半面、詰め寄られると一方的にやられかねないので、間合い管理が分からない新兵にとっては丁度良い勉強になるだろう
スプリント攻撃が「タックル」と「スプリントチャージ」の2種類があるが、どちらをどのタイミングで使うべきかは知らない。新兵にとっては丁度良い勉強になるだろう。
装甲兵
難易度 ☆
武器射程 中
盾が小さくなったガーディアン。さらに全体回復の「バナー」も単体回復の「医療キット」になってしまった。
そう書くと、劣化キャラのように感じてしまうが、圧倒的な機動力により、その弱点を余りあるほどカバーしている、個人的に最も使いやすかったキャラ。
パッシブのおかげで基本移動速度が速く、さらにダッシュのクールダウンも短いため、小回りが利き味方のカバーに入りやすい。
盾のおかげで、前にも出れるので、敵を引きつけつつ後ろに下がって、後ろから来た味方と連携するといった動きも可能。
もちろん、武器は近接に特化しているわけでも、間合いで有利が取れるわけでもないので、不利な時には逃げて、とにかく味方と一緒に戦うことを意識する。
盾持ちキャラを使ってみたいけど、ガーディアンがしっくりこないなあという人は、是非一度触ってみてほしい。
フィールドエンジニア
難易度 ☆☆
武器射程 短い
シャベルを持って、戦場を駆け回る支援型の兵科。戦闘は苦手だが、固有武器のシャベルは両手持ちの近接武器かつ、出始めの攻撃判定が広いので、近接最強クラスといっても過言ではないかもしれない。
補助アイテムに、マップ上に置くことのできる「木の壁」や「トラばさみ」を所持している。
このゲームでは、ダッシュ攻撃による不意打ちが非常に強力なので、これらのアイテムで道を塞いで、疑似的に防ぐことも可能である。トラばさみは相手にしか効果がないが、壁に関しては、味方の邪魔になることもあるので、適当に配置すればいいってもんじゃない。ちなみに壁を2個以上置くと、最初に配置していたものが自動で壊れる。
設置物に対してダメージが上がるパッシブを持っているので、今後オブジェクト破壊の目標が追加されたり、防衛側のバリスタなどが強力なステージが増えたら、使用頻度も上がるかもしれない。
クラス:前衛
前衛とは書いているものの、他のゲームでいう裏取りキャラに近い。機動力を活かして、相手の後衛を倒しに行ったり、戦闘に夢中になっている敵の背後から不意を突くのが得意。
ダッシュ速度が速いため、敵に追いかけられても逃げ切れたりするが、その分体力が低く、あらゆる攻撃が致命傷になりかねないので、取り扱いには注意。
デバステイター
難易度 ☆☆
武器射程 少し長い
一撃離脱を得意とする、機動力に長けた兵科。足の速さを活かして、敵の背後から切りかかろう。敵に見つかったり、2対1になりそうな状況でも、ガン逃げすれば意外になんとかなったりもする。
ただし過信は禁物。その性能上、不意打ちに成功しても、個人戦になりやすいので、ある程度の戦闘スキルがないと、活躍できない。
スペシャルは「油の鍋」。投げつけた場所を炎上させ、そこを通った相手に持続ダメージを与える、範囲型設置物。あらかじめ、敵が密集するポイントを知っておくと効果的に使えるだろう。
補助アイテムに投的武器を持っていたりと、絡め手も意外に得意。
レイダー
難易度 ☆☆☆
武器射程 中
個人的に最も扱いが難しいと感じた兵科。固有の性能として、武器のスロットが多いという特徴を持つ。つまり相手によって様々な武器を使い分けることのできるウエポンスペシャリストである。
しかし現状では、どの兵科に対してどの武器が有利を取れるなどの情報が少なく、そもそも初心者には敵の兵科の区別がつかないので、必然的に器用貧乏になる。
前提として全ての武器のアンロックをしきってからがスタートラインのキャラなので、時間が進めば開拓される余地も出てくるかもしれないが、このゲームの性質上、他の兵科でもリスポンのたびに武器を持ち変えることが可能なので、本当に強いのかは謎に包まれている。
伏兵
難易度 ☆☆
武器射程 短い
「背後からのダメージが増加」する特性を持つ、アサシンタイプの兵科。最も攻撃射程の短い固有武器のダガーは、味方への戦闘支援時にチームダメージ(誤射)が発生しにくいことが最大の強みである。
マップを駆け回って、体力の少ない相手や、正々堂々タイマンしている敵をバッサバッサと狩っていくのがお仕事。
特にスプリント攻撃を当てる技術は必須(当てれるとは言ってない)。集団相手はどうしようもないので、その場合は素直に、手薄になっているであろう逆のレーンに移動しよう。
スペシャルの「矢筒」は投げナイフ(7本)を補充する、言ってしまえば味方に関与しない、個人向けの効果である。投げナイフは、射程の短いこの兵科の短所を補うことができる重要な要素なので、しっかり使いこなせるようにしたい。
クラス:射手
遠隔攻撃タイプのキャラ。ソードダンスを踊っている野蛮人たちを、文明の利器で一方的に攻撃することができる。
体力は低めに設定されているが、セカンダリ武器に短剣を隠し持っているので、倒しにいこうとすると思わぬ反撃を受けることも。
色々言いたいこともある人も多いだろうが、どのゲームにもこういうキャラが好きな人間はいるし、その逆もしかりである。
大弓の射手
難易度 ☆☆
武器射程 遠隔
弓を装備した、遠隔キャラ。相手を一方的に攻撃することができるが、ダメージはかなり控えめ。味方へのチームダメージも考えると、かなりの命中率を叩きだせないと貢献は難しい。
弾速が遅く、軌道も弓なりに飛んでいくので、まずは自分のエイム力を磨くというよりかは、自分の攻撃が安定して当たる距離、角度に移動することを意識した方が良さげ。セカンダリによる近接戦闘を迫られる場合も多いので、近接スキルはある程度磨いておいた方が良い。
後は、攻撃キャンセル入力で弓の引き絞りを解除できることぐらいは覚えておこう。
スペシャルは「火鉢」。弓に火を点けることで、ダメージを大幅に増加させることができるが、結局のところ相手に当たらなければ意味がない。
クロスボウ兵
難易度 ☆☆☆
武器射程 遠隔
弓よりも弾速が早い石弓を装備した兵科。一人称視点にすると、もはや別ゲー。その分、リロードは直立かつ移動ができないと、大きな制限を受けてはいるが、補助アイテムの「展開型シールド」は持ち運び可能なので、それで弱点を補うことができる。
個人的にはリロード隙よりも、リロードモーションの際に下にしゃがむという動作が発生するため、画面が強制的に揺れるのがきつかった。三半規管が弱い人は、注意するべし。
散兵
難易度 ☆☆☆
武器射程 オールラウンダー
射手の3兵科目は、まさかの投擲。初期装備はジャベリン(投げ槍)だが、レベルを上げれば投げ斧に変更可能。
さらにナイフなどのサブ武器と、小型のライトシールドを持ち、アイテムにはトラばさみを持っているという、至れり尽くせりの、まさに使いこなせれば強いを体現するようなキャラ。
もちろん、ジャベリンの弾数は5と少なく、打ち合いも強い部類ではない。さらにスペシャルも味方に貢献しないので、一朝一夕で使えるようなキャラではまずない。
投擲は長押しで貯めれること(そしてキャンセルボタンで解除も可能)は最低限知っておこう。詰めてくる相手には突き攻撃、相手が引けば投擲をするなど、立ち回りを事前に考ておくと、戦場で生き残る余裕が生まれるだろう。
終わりに
クローズドベータ版12種と書いたものの、製品版になってもこれ以上兵科は増えなさそうな気もします。ベータテストでは使い道のないゴールドを大量に入手できましたが、これらは武器や鎧の見た目を変えられるスキンの要素に使用できると思われます。
類似のゲームだと、キャラを好きなようにカスタマイズできたりするので、そうなれば戦略性が広がりますが、あくまで雑兵として気軽に戦場を駆け回るのが、このゲームの良いところでもあるので兼ね合いが難しそうです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。続きはPC版で6月8日/コンシューマで6月24日。また戦場にてお会いしましょう。
最後まで読んでくれてありがとうございます