君に降る雨 ノノカVer.
ノノカが「あ、そうだ。ログハウスに行く途中だったんだ」と体勢を変えて、歩いて行った。
ミユキが、「私も一緒にノノカと行くから、1人じゃ危ないよ」とノノカとログハウスに向かった。
ログハウスの中は、足が歩けるほどのスペースもないほどに荒れていた。
冷蔵庫に熊がいる事に気づいた、ミユキはノノカと外に出た。
外は、雪が降り始めていたが、それは、粉雪だった。
雪風が吹き荒ぶ中を、髪の毛が乱れようとも一歩ずつ一歩ずつ歩いて行った。
突然、ゴロゴロと雷が鳴り、雨が降って来ていた。
山は天気が破天荒で、道も険しくなって行くように霧が事細かに張っていた。
ミユキは、「そうだ。この時のために懐中電灯持って来たのよ。急いで帰りましょう」と背中の方で何やら、熊の鳴き声と共に走って来るのが見えて、思わずミユキ達は、早く走って行った。
ノノカは、ミユキと走って行って、雪山を降りて、家へと帰っていくと、熊は雪山に戻って行った。
ノノカは、「すごいスリリングな展開で楽しかった」と笑顔で携帯から、ミユキに連絡を入れた。
ミユキは「何バカな事を言っているのよ。命が幾つあっても足りないわ」とノノカに返事を返した。
ノノカは、次の日ミユキとシュウジさんと一緒にデパートに買い物に行ってアイスを食べた。
久しぶりに買い物にウキウキしていたノノカは、シュウジさんの友達のシュンを紹介されて、一緒になり、意気投合して、2人は幸せに暮らした。