君に降る雨
リキヤが「おい、行くぞ。セイジ」とセイジに声を掛けると、セイジが「はい、分かりました」とお辞儀をしながら、先を急いだ。
ミユキが「あぁ、あの人は寒そうにしていた。私も早く家に帰りたいな」と手袋をはめて、スキー板を持って、雪山を滑る。
スースーと言う音を立てながら、古いログハウス
の建物が見えて、ミユキは「あれ?こんな所に家あったかな?」と山小屋のログハウスへと足を運んだ。
キィイイと言う音で、ドアが開き「お邪魔します。今まで寒かったので、少しお邪魔してもいいですか?」と小さな声で、ログハウスに来て少し休憩を取った。
暖炉に薪を運び、大きな暖炉は人が大勢で温まるようなそんな雰囲気を醸し出していた。
パチパチと火花が薪を燃やしているが、そこには暖かそうなじゅうたんがあって、今にも誰かが居そうな感じがした。
次の瞬間、「トントン」とログハウスのドアを叩く音が聞こえて来たので、ミユキが「どなたですか?」とログハウスの扉を開けた。
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