もう一人の自分
「自分の中にもう一人の自分がいる」
会社にいるときの自分は外つらの自分
その他の時は本当の自分
会社にいるときは頼まれればなんでも引き受けて仕事をしていました。
「真面目・頼りになる・助かった」
なんてよく言われていました。
同僚・上司の顔色を伺い、会社のために頑張る自分。
中にいる自分はいつも「できんの!?やれるの!?」なんて言ってましたが。
でも実際には自分も手伝える程余裕はなく、営業職なのでやらなきゃいけない仕事、期日が迫っている仕事とかたくさん抱えていました
「だから言ったじゃん」
中にいる自分はいつも冷静です。
じゃあどうしたか?
自分を犠牲にして周りの人に頼まれた仕事をしていました。
会社にいる時の自分んは仮面を被ったように決して文句も言わないスーパーお人好しの私です。愛想笑いが得意でした。
帰りの車の中で「なんで引き受けちゃったんだよー…」なんて自分に話しかけてお人好しの自分に嫌味をぶつけました。
それでもお人好しの自分は会社にいる時はいつも表に出ています。
ある日からもう一人の自分が怯えるようになってました。
会社に出社するとき、上司に話しかけるとき、事務所に戻るとき。
寝付けないし、朝も起きれない、吐き気や何か月も続く下痢、手の震え
お前のせいで体調まで悪くなった。
体は一つしかないのに。
そしたら中にいた本当の自分が出てくるようになりました。
頼まれごともちゃんと自分のスケジュールを確認してから引き受け、上司と話す時は握りこぶしを作り(笑)、怒られる時も「がんばれ俺がんばれ俺」と励ましてくれるようになりました。
会社を辞めると上司に伝えたのは、間違いなく中にいた自分でした。
その時からお人好しの自分はどこに行ったのか。
最近はめっきり姿をあらわしません。
だらだら物語風に書きましたが、このもう一人の自分をなんて伝えればいいのか…
わかる方いませんか?笑