10月オクトーバー神無月
こんにちは。
久しぶりの木曜日15時台note。
そうでもなかったらすみません。
10月の一発目は新シリーズを!という予定でしたが、殴りたい男がまだ残ってました。。
なのでそれを先に終わらせますね^^;
これ今読んでみたら、前にも載せたような気がしますね。。
似ているだけかな?
とりあえず載せます。二度目だったらすみません。
ご確認下さい。どうぞ♪
の前に、本日も見出し画像を選ばせていただきました。
みんなのフォトギャラリーで「神無月」で検索してこちらを選ばせていただきました。
【kei 】さんの画像です。
植物の色合いが良いですね♪
【kei 】さんお世話になります!ありがとうございます!
それではどうぞ!
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『殴りたい男』6
神山: 女:
神山「いらっしゃいませ」
女 「こんなところにパン屋さんあったんですね」
神山「つい先日オープンしたばかりです。このお店を見つけてもらえて感謝です」
女 「はぁ・・」
神山「ほらたくさんのパン達があなたのご来店を歓迎してますよ、パンパカパーン♪ってね」
女 「うゎ寒・・」
神山「どうぞゆっくり選んで下さい。あ、でもゆっくりしすぎるとせっかくの焼きたてパンが冷めてしまう。冷めてしまうと美味しさも半減してしまう。ほらアスリートだってそうでしょ、体が冷えるとベストなパフォーマンスができない。それと一緒です」
女 「はぁ・・はは(苦笑い)えっとちなみにおすすめのパンとかありますか。初めてなんでわからなくて」
神山「おすすめですかー。んー弱ったなー」
女 「え?」
神山「ここにあるパンすべてが僕の最高傑作とよべる作品ばかりです。いや作品という表現は適当ではないかもしれませんね。言うならばそう、すべてが僕のかわいい子供達。その中の1人をえこひいきしておすすめする事は難しい。この子達ひとりひとりが僕の推しメンならぬ推しパンなんですよ」
女 「へー・・」
神山「でも、そんな神山ですが、あ、申し遅れました僕ここの店員の神山って言います。神様の神に富士山の山で神山。ゴッドマウンテンって呼んでもらってもいいですよ」
女 「ゴッドマウンテン・・?」
神山「その神山がおすすめするパンは」
女 「結局おすすめするんですね」
神山「このカレーパンですかね」
女 「カレーパンですかー、でもカレーパンは昨日食べたしなー」
神山「チッチッチッ、お言葉ですがお客様。昨日どこのカレーパンを食べたかは知るよしもありませんが、うちのカレーパンとよそのカレーパンはひと味もふた味も違います」
女 「そうなんですか・・。何がどう違うんですか?」
神山「何がどう違うかなんて事はこの際問題ではないでしょう。それをいくら僕が語ったところで、このカレーパンの千分の一も魅力を伝える事はできません。ただその前提で少し述べさせていただけるなら、研究に研究を重ねたどりついた当店特性のふっくら、かつ かりっとしたパン生地はどこのパン屋さんにも負けない食感があります。さらに中のカレーにしても、そのままカレーライスとして出しても、おそらくそんじょそこらのカレー屋には負けないほどスパイシーかつクリーミーな特上品なんです。その両者がガッチリタッグを組む、最強だと思いませんか?」
女 「えっとー、何だろう、変な気持ちだなー。じゃあとりあえずそれひとつお願いします」
神山「ふふ、やはり心奪われてますね」
女 「別にそういうわけではないですけど」
神山「ではサービスでこのパンを差し上げましょう」
女 「あーありがとうございます・・ちなみにこれは何パンですか?」
神山「ふふふ、わからないでしょうね」
女 「・・そりゃわかりませんよね」
神山「ふふふ、いずれわかる時がきますよ」
女 「できれば今知りたいんですけど」
神山「ふふふ、生憎今それをお伝えする事はできません。これが僕のスタイルでありポリシーでもあります。ただ、お約束しましょう。絶対にお客様のお口に合うパンであると!では失礼します」(はける)
女 「いやちょっと、どこ行くんですか?すみません!私チョコとかクリームとか甘いやつか苦手なんで、それが聞きたかったんですけど・・。あー、あいつめっちゃ殴りたい!!」
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というやつでした。
二度目ではなく、同じようなやり取りがありましたね。
まあ彼の癖みたいなところでしょう。
でも去って行く時に「アディオス」とか言ってた気もしますがそれは今回言ってませんね。一貫性がありませんね笑
今度こそこのシリーズ終わりです、と言いたかったんですがまだありました^^;
少なくとも明日までは神山が出ます。
ご了承下さい!笑