子どものスマホ依存症について
こんにちは。
今日は、「はじめしゃちょー」という今子どもに大人気のyoutuberがあげていた動画を見て、子どものスマホ依存症について考えていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=C3uSuhekTs8&feature=share
この動画では、中学生の約50%、女子高生の約80%がスマホ依存症に陥っていると言っていました。スマホ依存症になると、スマホがないとすぐに不安になったり、集中力が低下したり、デメリットばかりです。それなのに、現代社会では、小学生でも約4割が、中学生では約8割がスマートフォンを持っているという調査結果があります。
私は、子どもがスマートフォンを持つことに反対です。高校生や大学生になって自分で情報収集したり、善悪の判断ができるようになってからなら便利な道具ですが、まだ自己管理能力や、判断力などが備わっていない小学生、中学生が持つものではないと考えます。
理由はまず、勉強時間が減るからです。スマートフォンを手に入れれば、楽しいことがたくさんできるので、必ず勉強に集中できる時間は減るでしょう。小中学生は、勉強第一で良いと思います。基礎学力を小さいうちにしっかりと身につけておいて、頑張っているということが親の目でも分かれば、高校や大学に入って買ってあげれば良いのです。また、スマホを触りながら8時間勉強するよりも、スマホを見ずに2時間勉強した方が集中でき、効果も出やすいというデータもありました。スマホは確実に集中力を奪います。子どもがいくら他の子が持っているからという理由で欲しがっても、「他の子と一緒じゃなくて良いし、将来素敵な人になるためにも今はだめ」とはっきり断ることが大事です。
次に、人間関係が希薄化し、コミュニケーション能力が低下するからです。もちろん友達との繋がりは大事ですが、小中学生では特に、SNSで繋がる友情関係よりも、学校で直接会ってコミュニケーションとる方法を学ぶ必要があります。小中学生の頃から、SNSでのコミュニケーションに慣れてしまっては、確実に人間関係は希薄化し、対面での社会性や協調性は育たないです。ネットの世界を幼い頃に知ってしまうと、そちらの方が楽しくなり、引きこもり、不登校の子どもも増えるです。小さいうちは、人間関係に悩むことがあっても、自分と合う子、合わない子がいる中で、どのように楽しく遊ぶか、日々考えて生活することで、社会性や協調性が身につきます。その中で、深い友人を見つけたり、生きることの楽しさを知っていくのです。
さらに、イライラしやすくなるからです。依存症になってしまうと、通知が来ないと不安になったり、SNSの些細な言葉で傷ついたり感情の起伏が激しくなります。幼いうちから、些細なことでイライラしているようでは、大人になってからも思いやられます。スマートフォンを持っていなければ、SNSで誹謗中傷されていようが、ネットの中で何が行われていても自分には関係ないと割り切ることができますし、子どもがそのような世界を知る必要もないのです。依存症になって不安になりやすくなるから、SNSでひどい書き込みをしてみたり、いじめに繋がるような発言をしてしまうのです。細かいことは気にしない寛容な大人になるためにも、幼い頃からスマートフォンを持ってはいけません。
このように、子どもが小さいうちからスマートフォンを持つことには、ほとんど良いことがありません。ですが、現代社会では、どんどん子どもがスマートフォンを持つことが当たり前になってきており、そうした社会の変化を大人が理解することも重要です。子どもに「みんな持っているのに何で買ってくれないの」と泣き叫ばれて困る親も多いと思います。そういう時に、簡単に折れるのではなく、何で買ってあげらないのかきちんと説明するのか、代わりになるものを買ってあげて、ルールを作って使わせるか、子どもが納得するような答えを出せることが大切です。
今後、情報化は加速し、どんどん子どものスマートフォンの普及率も増えてしまうでしょう。学校でもしっかりと、メディアリテラシーやスマートフォンの使用については指導していかなければいけません。家庭に任せきりにせず、かといって家庭は学校に任せきりにせず、連携をとって子どものスマートフォンの使用については考えていかなければならない課題ですね。
今日はこの辺で。。