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20代で発達障がいと診断された私の人生は40代でどうなった?

最近はじめたnote
適当に文章をだらだら書くスタイルで先週初めて記事を書いてみた
思った以上に記事を読んで下さる方がいて率直に嬉しかった
今日は20代で診断されたらその後の人生お先真っ暗なのか?
についてあくまで個人的な視点から書いてみたいと思う

20代で診断され、お先真っ暗と感じているあなたへ

現在大人の発達障がいという言葉が広がってきている
20代で社会に初めて出て、診断された方も増えているのではないかと思う
かくいう私も十数年前、20代で診断された当事者の一人
診断されたときの反応は人それぞれ、私は人生に絶望するほど落ち込んだ方

診断されてこれまでの苦しさの原因が分かった!と心が軽くなる方も多いそうだが、今回の記事は診断で人生絶望するほど落ち込んでいる方に向けて書きたいと思う

40代現在どうなっているか?

さっそく結論
:20代の時より幸せ!いろいろあったけど私生きててよかった💛

えー?んなわけない!絶対何か怪しい宗教でしょ!と思われるかも知れない。そうなんです!今この壺を買えばあなたは必ず幸せに…などという怪しい話ではないのでご安心を

ただ少し哲学的な話もある。ポイントとして挙げたいことは

  • ゆっくり休んでまず2次障害を治める

  • 「立て直し用投資資金」として年金を申請

  • 自身の発達特性と向き合い把握……ここが少々哲学チック

  • 障がいと付き合いながら何をして食べていくか色々試す

  • これだ!という何かを見つけたら徹底的に磨いてみる

  • なるべく腐らず長く生きてみてほしい(切望)

意外とあった…汗
個々のポイントは別記事で書きたいと思うので今回は全体をざっくりといきたい

1.ゆっくり休んでまず2次障害を治める

診断を受けるきっかけとなった体調不良があるはず
既に鬱などの2次障害が出てしまっていたら自分を責めず(ここ超重要テストに出ます)、2次障害の症状が治まるまでゆっくりする。この時休職が使えるなら遠慮なく使って2次障害を治す。一番大切なのは命ですから
2次障害が治まったら復職するか?についても持論はあるがまた今度にする

2.「立て直し用投資資金」として年金を申請する

次に何かの理由で結局現職を退職したとする。そうなると不安になるのは
お金だ。お金の余裕は心の余裕と言うくらいなのでとても大事
遠慮なく申請した。そして実家に理解があり戻れる人は戻り、
難しい場合はグループホームなどの福祉サービスを頼るなど選択肢はある
でないとこの重要な資金が人生立て直し用投資資金から生活費に代わり
挽回が遅れてしまう。
残酷にも日本社会で年齢は重要な記号として扱われるが体調が最優先
そこは選考過程である程度リカバリーは効くと思っている
ただあまりにも遅いと業界によっては足切りを食らってしまうので注意

3.自身の発達特性と向き合い把握
(※4.と同時進行だったが私は10年かかった)

2次障害も収まり、資金的な不安も減ったら少しずつ始めてみた。おすすめは信頼できる心理士をみつけ、伴走してもらいながら自分にはどういった特性があって仕事では何が具体的につらかったか内省すること。
最終的にこれまで深く向き合うことのなかった自分の価値観を明らかにする作業はまさに哲学をやってる感じだった。
一人だとパニックを起こして危険な状態に陥ることもあるのでそこは安全を優先した。

4.障がいと付き合いながら何をして食べていくか色々試す

ある程度特性が分かってきたら、職業をゼロベースで見直してみた。私の場合ある程度枠組みが分かっていれば仕事もなんとか理解できる特性だったので、ルール性が強いものに焦点を絞った。例えば簿記、大学時代に3級も落ちたが2級まで取ってみた。この資格の仕事も経験してみたが今は別の職に就いている。
会社に所属していたら簿記の知識はどこかで使うので無駄にはなっていない。

事前に資格を受けられる業種は志望する前に受けてみるのも手だと思った。
実務ではなく資格だがそこには業務の流れの共通部分が体系化されているので、資格の時点で向いてないと感じれば業務も向いてない可能性も高い。
同時に資格取得は自己肯定感も上がり、未経験でも選考でやる気を見せられる武器にもなる

5.これだ!という何かを見つけたら徹底的に磨いてみる

いくつか仕事を経験する中で私はエンジニアの仕事に関心を持った。
試しに独学で始めてみたが、これがヒットだった。がむしゃらに続けてしまった。何がヒットしたのかわからない。作っている間はとても苦しいが出来上がった時の達成感と比べたら小さなものだった
そこから投資用資金はほとんどその方面に使ってきた気がする
そうした生活を続けて晴れて現職に就くことが叶った
今でも特性でうまくいかないこともあるが、20代の診断されたての頃よりは対処できるようになったと思う
これだ!というポイントは「どの苦しみなら耐えられるか?」基準で選んだ方がよいと思った。信者ではないがひろゆき氏も同じことを言ってた気がするのである程度合っているはず?だ

6.なるべく腐らず長く生きてみてほしい(切望)

20代で診断されて絶望の中にいると、すべて綺麗ごとに聞こえるかも知れない。40代となった今感じるのは人生は思った以上に長いということ。
でもその間どうしても腐ってしまう時期もあった。人間だもの み○を
そうした時間すらも自分を成長させてくれるとても貴重なものだったと感じる

そしてその間にも私はのろのろではあったが発達し様々ないい変化もあった

私の場合例えば極端な行動の改善があった
20代は体力があり過集中を使い徹夜で試験や仕事を乗り切ったと思ったら、次の日ぶっ倒れるという極端なオプションしかなかった。それが30代になると悲しいことにまず徹夜ができなくなった。だが体力も衰える中で体調が悪い日でも低空飛行で仕事して、調子がいい日に取り戻すといった調整が効くようになった。白黒思考の改善もみられ、前だったら目くじら立てていたことも、まあそういうこともあるかと思えることが増えた。

そうして振り返ると今が一番楽しいし、生きていてよかったと思えている。
絶望の中にいるとどうしても近視眼的になりがちだが、どうかそこで絶望して自暴自棄にならずとにかく生きてほしい

若い時に描いたものと形は違うかもしれないが、その先にも幸せはあると40代会社員はとある地方から発信していきたい


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とある地方の会社員
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