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アニメ版「妖怪三国志」を見た感想(6~最終回)
今回は全10話中残りの話を全部見たので感想文を書きます。
1度一気見したあとに、母親に「仮眠して」と言われて眠って記憶が
曖昧になったので2回見ました。
ウィスパーはGiver,ジバニャンはTaker?
全体の話を通して、毎回ジバニャンが自分勝手な行動を取り、
(ex:・鎧を売ってチョコボーを買う資金にする
・鎧を粗大ゴミに出す
・赤壁の戦いで劉備に出番はないのに、主役理論で出たがる)
ウィスパーがその尻拭いをするという構成になっていました。
ウィスパーは本当にどんな無茶な命令でも
主君を信じて聞き入れています。
「矢が1000本必要ニャン」と主君が声を挙げたら、自らが敵に打たれて
矢を収集するんですよ。(サムネの画像)
「ジバニャン劉備様~」って言う時は「認めてもらえる!」って確信した表情で声が掠れた状態でセリフを話していて、とても見てられませんでした。
そして、その結果「矢はもう必要ないニャン(笑)」と期待を裏切られる
反応を取られても、変わらずジバニャンのお世話をし続けるんですよ。
これはウィスパーさん、一番成功しない「自己犠牲型ギバー」に
なってるんですよね。
そしてジバニャンは典型的な「テイカー」。
ウィスパーはこれ以上不幸にならないで欲しい。
そう願うばかりです。
真面目な人がバカ見る社会だけど、真面目な人は真面目な自分に自惚れて
依存しているから自分を変えにくいのが災難ですよね。
おぼろ入道が結局全話に登場!?
毎回ウィスパーに虐待することでお馴染みのおぼろ入道華雄。
なんと10話中、全部の回で登場しました。
しかも、最終回では本来の赤壁の戦い及び三国志のストーリーを無視して、
「おぼろ入道が説得して戦乱の世を正した」と、
物語の鍵を握る存在となっていました。
これが、おぼろ入道の最初で最後の活躍する場面だと考えるのは
名残惜しいですが、普段影の薄い妖怪に焦点を当てて
丁重に扱ってくれた制作陣の方々の意向には感謝したいです。
フユニャンに喋って欲しかった
フユニャン曹操が最終話の動画のサムネに映っていたので、
僕はどんな言葉を話すんだろうと期待していました。
しかし、最後のシーンでフユニャン曹操はただ笑う表情を
見せるだけ。
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何も話さずに消え去っていきました。
少し残念です。
全体的な感想
アニメ版「妖怪三国志」は本家三国志の影響を受けるわけでもなく、
ゲーム版の展開に合わせるわけでもなく、どの話もいい意味でアニメらしい
表現で作り込まれていました。
三国志はどうしても堅いイメージがあるので、ライト層向けのアニメで
面白おかしく伝えるのは、ある意味正しい選択だと思います。
しかし、「桃園の誓い」や「三顧の礼」など三国志の名場面を語るシーンが
「赤壁の戦い」くらいしか無く、あまりにも破茶滅茶なストーリーになっているのは悲しいと感じました。
このシリーズでは「USAピョン仲達」や「赤鬼呂布」等の
場面切り替えで一瞬出現したものの、本編には絡まない妖怪が居たので、
「続編」を希望したいです。
まぁ、アニメ終わっちゃたので無理なんですが…
総括
今回はアニメ版「妖怪三国志」を全話見たので、
感想文を書きました。
妖怪ウォッチのアニメの動画って、どこもコメント欄が閉鎖されてるから、
他人の意見に左右されず、自分独自の意見を持つ訓練になるのが
良いです。
ここまで記事を読んでくれてありがとうございました!