
INTJ×ダンスの授業(必修)
小学校,中学校では現在ダンスの授業が必修科目に
なっています。
前に「今の中学生はダンスやってるのか。Se劣等の
自分だったら絶対地獄だろうなぁ」と記事に書いている人
を見かけて気になったので、
実際にSe劣等の人間がどのようにしてダンスの授業を
終えたかを書き留めていこうと思いました。
僕が小学校の時はダンスの授業が必修ではなかったので
中学校のダンスの授業に絞ります。
ダンスの授業の流れ
まず、ダンスの授業はどういうものかという
オリエンテーションが大抵行われます。
基本的にはダンスを行うのはグループ。
それも僕の場合はクラスの垣根を超えてグループを
組んでも良いという仕組みになっていて、
先生は「色んな人とダンスして人と一緒に目標を達成する
喜びを知って欲しい」という目論見があったのでしょうが、
如何せん僕は生涯ぼっちのINTJです。
周りの人間が仲の良い友達とすぐ意気投合する様子を
見て、僕は「ASPくんを入れてくれる班ある?」という
極めて恥辱な発言が繰り出されるのを待っていました。
結局、僕が乱入したのは生徒会長、学級委員長×2、
学級副委員長というエリート集団。
勉強だけは出来ても、こういったSeを駆使する場面では
太刀打ち出来ません。劣等感が異常なほど強まりただ
萎縮してその場に立ち尽くしていました。
次に、先生が「指定の振り付け」というものを
生徒に伝授します。
この先生が教えた「指定の振り付け」は必ずグループで
踊るダンスの中に含めなければならないという謎ルールが
あり、皆で奇妙なステップを覚えました。
その後、グループでの創作ダンスを作るという
地獄の活動が何時間も続きます。
次々と現れる新しい振りを一つでも覚えられないとメンバー
から批判されるかもしれない、という恐怖感に怯えながら
必死に付いていこうと練習しました。
グループでの活動が終わると最後の試練、
「成果発表会」があります。
発表会という名の公開処刑です。
その時、僕は既に諦観していて、自分の出せる全力を
振り絞って踊ったのですが結果は惜敗。
当時のいじめっ子に「あいつが○○踊ってるwww」と
盛大に嘲笑されました。
(自分のPCにダンスの映像を保存していたのですが)
授業後クラスに戻ってからも「動画見せて動画見せて」と
明らかな悪意を持って近づいてくる人々が近寄ってきたので
終始無視。
見せなかったことに対しても色々な言葉を掛けられましたが
自分にメリットが無いし、時間の無駄だし、スルーして
良かったと思います。
踊らされたダンス
踊らされたダンスは「可愛くてごめん」です。
これがもう少しマシな題材ならまだ良かったかもしれない。
グループ内でのS型特有のノリに抵抗する余地もなく
あれよあれよと話が進んで行き、「ASPに可愛くてごめん
踊らせたら面白いんじゃね?」という鬼の子発言が
飛び出てきました。
頭の中は「あ」「まずい」「やめべ」「ひん」一色。
「消せ消せ消せ消せ」と思っても吃音症なので話そうとすると
吃り、そこでも笑われるので意思表示することが出来ません。
そしてとうとう可愛くてごめんを踊る練習が開始。
地味に1番地獄だったのは発表会というより練習時間に
ぎこちない踊りを周囲のグループのメンバーにイジられる
ことでした。
反撃しても勝てないのが目に見えている(過去に反撃し、
更にイジメが加速した)ので無心で本気で女のフリを
していたのを覚えています。
これからダンスの授業に挑むINTJたちへ
この失敗を踏まえて、今後ダンスの授業というキークエストを
攻略する必要のあるINTJに攻略ポイントをお伝えします。
①出来るだけ自分の都合の良いように進めよう
まずはINTJお得意の説得力のある説明能力で、
自分に都合の良い楽曲を選択した方が良いです。
病気は治療より予防が遥かに簡単なように、
曲が決まる前に他のメンバーより理路整然とした
意見が出せればそれで「踊りたくないものを踊らされる」
というやらされ感は感じずに済みます。
人間は行動に裁量権がある方が幸せになりやすいので、
何としてでも主導権を握ってしまいましょう。
例えば、「■■という曲は足の振り付けが全部右足から
始まるという特徴があって覚えやすい。それに発表時間は
5分間だけど丁度曲の長さも5分だし、自由に振り付けを
入れられる間奏の時間もある。この曲がいいと思うんだけど…」
のように意見を述べると良いです。
出来れば、反論が来た時にどう回答するかまで先読みして
「グループのために■■が最適な曲だ」という論を展開
しましょう。
綺麗事でもいいのでそれっぽいことを言うと、
案外INTJは普段の態度に一貫性があるので意見が
通りやすいです。
自分自身の長期的な幸福のためにも勝つべくして
勝つ準備を適宜進めた方が良いと思います。
②時間があるなら、質より量の練習
次は「自分の意見がグループ内で通らなかった」又は
僕みたいに吃音症や場面緘黙症などを持ち「自分の意見を
話せなかった」という人向けの対処法。
家で練習する余裕があるのであれば、質より量のスタンスで
練習しまくりましょう。
目的ありきの活動において、INTJは準備する期間が与えられると
一般人より高い成果を挙げることが可能なので何度か挫けても
ある時シンギュラーポイントに達して飛躍的な自己成長を果たす
ことがあります。
大抵の場合、Googleクラスルームなどを使用して
課題ダンスの動画が公開されたり、Youtube上のコンテンツを
扱うことが多いのでやれることはトコトンやりましょう。
恐怖を原動力として期日まで最善を尽くすことを
徹底すれば根拠のない自信が身に付きます。
③フロー状態に入ろう
練習したら、あとは学校でフロー状態に入るだけです。
フロー状態とは「スキルアップ」「目標設定」を目的とした
活動を行う時に陥る、集中して周りが見えなくなる状態のこと。
よく好きな教科の授業では時間が進むのが早く感じて、
体育のような苦手な授業では時間が進むのが遅く感じた
経験があるのではないでしょうか?
時間が進むのが遅く感じる時は自分で目的意識を確立
出来ていないという証拠。
とは言っても他者から踊ることを強いられているので
外発的動機づけが働き、自分事として捉え直すのは
中々難しいのでここでは「自己成長」という目的を
自分に課しましょう。
僕も目的意識が不明瞭な活動をする際は、
よく思考停止で自己成長を目的に設定しています。
自分自身が(精神的にも肉体的にも)成長できる
と盲信してひたすら踊り続けるのです。
Se劣等のINTJは今にフォーカスするのが苦手なので
最初は大変かもしれませんが、これも数をこなすと
フローに入りやすくなります。
本番までの練習も、本番も、自分がマニュアル通りに
体を動かすことだけを考えて放心状態で踊りましょう。
自分で最善を尽くせたと自己満足したら、案外他人から
批評されても気にならないものです。
今まで一人で鍛錬を積んできた自分を
ほんの少しでも、褒めてください。
総括
今回はINTJとダンスの授業(必修)を関連付けた記事を
書いてみました。
今後も他の事象とINTJを掛け算するタイプの記事を
気まぐれで投稿してみたいと考えています。
ここまで記事を読んでくれて
ありがとうございました!