「頭が良くなる思考術」1〜10を自分で分析。
先日興味深い本をkindleで読みました。
「頭が良くなる思考術」という本です。
読書感想文を書くのも良いのですが、大意を
汲み取るより一つ一つのメッセージを
読み取った方が身になると感じたので、
今回は本書で紹介されている項目55個のうち、
1~10までの内容を自分で分析してみます!
1.書いて考えよ
この内容はアウトプット大全で数年前に
学習していたので復習になりました。
考える時は「道具」を活用するべきです。
ただ黙って頭の中で脳内会議を繰り広げても
結論は見えてきません。
本書では紙に書くことで思考が整理されて、
結論が出ると書いていますが、
今の時代なら「SNSを使って書き出す」という
方法を取っても良いと思います。
考える時に用いる道具は「言葉」であり、
紙でもSNSでも言葉は用いるはずです。
ただ、紙で書いたほうが内容が記憶に
残りやすく、アウトプット効率が良いので
著者は前者を勧めているのだと思います。
2.言葉の意味を正確に知れ
世の中には沢山の類似した言葉があります。
(永久と永遠、知識と知恵、批判と非難など)
その言葉の意味をそれぞれ区別して
使いこなせていますか?
という話でした。
特に批判と非難の話が面白かったです。
批判は「評価を加えて誤りを指摘し、正すよう求める」
非難は「単に攻めたてる」。
言葉の意味を正確に理解していないと
自分の頭で意味を勝手に補完して勘違いした状態で
使用することになります。
Kindleの機能で言葉の定義の違いを辞書から
引ける機能があるので、それを活用したいです。
紙の本では分からない単語は調べるにしても、
意味の詳細に拘りすぎるのは懸念点もあるので
なぜ?センサーが反応した時だけにしたいです。
3.言葉を正確に理解せよ
人が言った言葉について、
理解している”つもり”の人が
多いということです。
つまり、自分の歪んだ価値観をもとに
相手の話した内容に脚色を加えて
自分色に染めあげてしまうということです。
そして、自分では理解した気満々で
いるのが問題。
歪んだ理解に済んだ人ほど、声が大きく
世の中に間違った世界観を提唱し、
日々争い事が起きている気がします。
知識は力という名言がありますが、
言葉も力です。
賢明な人は身を守るため、勘違いしている人は暴力
として言葉を使ってしまうでしょう。
4.自分の考えを批判せよ
これは「批判的思考」の重要性を
説くような内容。
自分の考えはとにかく批判することが
大切です。
一度脳に染み込ませた自分独自の考えは
見直そうとすると苦痛を伴い、
自尊心が脅かされます。
しかし、自分の考えが全て正しいと考えて
自分勝手に各々が生き始めたらどうなるでしょうか?
大なり小なり戦争です。
一つの考え方が正しいということは世の中において
殆どなく、大部分が「〇は良いけれど■の部分は悪い」
のように中途半端なものなので、
白黒思考に乗っ取られたり、思想が偏らないように
軌道修正していきましょう。
5.好き嫌いと感情を排除せよ
感情や好き嫌いといった判断基準は
すぐに移り変わるものです。
例えば睡眠時間を普段より多く取れて
気分が良かったとしても、母に会った瞬間、
愚痴を延々とこぼされたら気持ちが変わっていきます。
世の中の争い事や炎上のいざこざは、殆どが
気持ちの対立。
いちいち可逆的な存在に左右されていては
キリがありません。
精神的に不安定な時は何かを
判断しないようにしましょう。
疲れている時ほど自分の考えが正しいと錯覚
するようになり、間違った選択をするものです。
6.答えは人それぞれ違うと心得よ
他人の文化は納得しなくても、
「理解」するように努めましょう。
多くの人間関係の問題は、異なる立場の人々が
お互いに認め合う姿勢を持たないことから
発生します。
そのため、本質的に問題が解決することは
殆どありません。
7.動きながら考えよ
これはアイデア出しに関する話。
机は書く場所。考える場所ではありません。
では考える場所はどこか?
これは樺沢紫苑の話も入ってくるのですが、
「創造性の4B」と呼ばれる場所です。
具体的には
バス(風呂),バス(車の中),バー,ベッド
の4つ。
これらの場所では脳がリラックスするため、
思考が活性化しやすいのです。
8.損得のハカリを捨てよ
損得感情は自分ではなく、みんなの損得を
考えるべきです。
ASDには一番難しい難題でしょう。
9.視野の狭さを自覚せよ
人間は視界が狭いです。
思っているほど見えている範囲は狭く、
自分が関心を持つもの以外は目に入っていません。
つまり、自分にとって都合のよい文化を
それぞれが選択しているわけです。
自分の関心から見たものを「全て」として
判断すると失敗するので、
「自分が一部分しか物事を観察できていない」
ということを自覚する必要があります。
自分に自信がある人ほど忘れがちですが、
必ず何かへの配慮が欠けているものです。
10.脳に勝手に考えさせよ
分からない難解な文章は
とにかく「向き合う」。
脳は思考したのち結論を導き出すのではなく、
自動的に見たものを徐々に理解して
解決策を出します。
難解な文章に限らず、学校生活で課題に
直面した時にも有効な方法です。
不安な気持ちは付き纏いますが、
向き合えば、答えは自然に現れます。
総括
今回は「頭が良くなる思考法」の1~10の項目に関して
考察してみました。
次回は11~20を分析します。
ここまで記事を読んでくれて
ありがとうございました!
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