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栄養/減量/健康

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運動を軸に減量(いわゆるダイエット=僕はこの言葉嫌い)するための方法とか、 スポーツパフォーマンスを高める食事とか
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#マラソン

「ランニング依存症・中毒」という考え方~運動依存・中毒の文献から

 「依存症・中毒・・・」  それは何も麻薬やギャンブル、アルコールやスマホなど「これは明らかにハマるとマズい」というものに対してだけ、あるわけではありません。  研究中毒(studyholism)、仕事中毒(workaholic)など、逆にハマった方が成功するのではないか、社会的地位が得られるのではないか。と思われるものも存在します。  同様に運動にも依存症・中毒なる考え方があります。そしてランナーもこれに陥る可能性があります。  運動が「おっくうで、おっくうで仕方がない」

心臓疲労から心筋線維症へ~マラソンで心臓にダメージを積み重ねたら~

1.はじめに6月にマラソンで心臓疲労がおこるよ!という記事を書きました。 Note「心臓が疲れる?「マラソン誘発性心臓疲労」~マラソンの時に疲れるのは脚だけではなくて~」 主に医師の方から、初めて聞いた、勉強になった、という意見を多くもらいました。なので、その続編を書いていきたいと思います。 その記事で引用した心臓疲労の文献で、心筋損傷が起こりガラクチン3やST2が上昇するとありました。 そのガラクチン3やST2は、心筋に負荷がかかり、虚血状態に陥り、マクロファージが活性化