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雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

雷の声で目がさめた朝

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる通り、残暑が落ち着いて、少しずつ秋らしい気候がやってきましたね。

実は "雷が多い年は豊作になることが多い" と言われていることをご存知ですか?
雷が鳴ると天気が悪いというイメージがありますが、実は植物の成長にとって重要な役割を果たしているのです。

植物が元気に育つためには、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の3つの栄養素が必要です。その中でも「窒素」は特に大切な役割を担っていて、実は雷がそれに一役買っています。

どういうことかというと ↓↓↓
雷が空中で放電すると、空気中にある窒素と酸素が結びついて「窒素酸化物」となります。それが雨に溶けて地面に降り注ぐと、土の中で植物の栄養となり、成長を助ける肥料になるのです。
その為、雷が多い年は稲や野菜がよく育ち、豊作になると言われているんですよ。

秋は収穫の季節でもありますが、こうして雷の力が農作物に影響を与えていることを知ると、自然の力ってすごいなと改めて感じますよね。
次に雷が鳴ったら、ちょっと不思議な気持ちで耳を傾けてみてください。もしかしたら、その雷が来年の美味しい恵みにつながっているかもしれません。


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