植物療法士 やこかおり

AMPP Medical Phytotherapist/植物療法士 「暮らしの植物療法…

植物療法士 やこかおり

AMPP Medical Phytotherapist/植物療法士 「暮らしの植物療法」をテーマに日常生活にハーブやアロマを取り入れる方法をお伝えしています。 noteは始めたばかりで、どんな風に何をお伝えしていこうか?と思案中です。気長にお付き合いください🌿

最近の記事

菊花開(きくのはなひらく)

夕方になると灯がともるビニールハウス 電照菊のハウスが温かい色に包まれていることに気付いたのは学生時代。 ⁡ その頃は、帰りの電車から見えるその温もりに1日の終わりを重ねて「今日は○○だったなぁ」と色々なことを考えていました。 ⁡ 食卓で主役になることが少ない「菊」 子供の頃は「なんで、お花を食べるのかな?」と不思議でしたが… 菊の花はビタミンやミネラル、ポリフェノールなどを豊富に含んでいる為、眼精疲労の改善やリラックス効果が期待できますよ☺︎ ⁡ メモ✏︎たまには植物療法

    • 鴻雁来(こうがんきたる)

      朝晩の気温がグッと下がり、日ごとに秋を感じる今日この頃。

      • 植物療法と私 / 夏の日のミチクサ

        道端に生える草を食べれるようになりたい。 ―― そう思ったのは、十五少年漂流記をみた遠い夏のこと。 万が一、漂流して無人島に着いた時、天変地異が起きた時、子供ながらに「こんなことが起きたら大変だ!」と思う場面はたくさん! そんな時に食べられる草がわかっていたら安心だと思った私と友人たちは、さっそく食べられる草探しを始めることにしました。 ただ、探すといってもどれが食べられるのかは全く知らない私たち 慎重にコトを進めたい私は「本で調べるのはどう?」と提案したのですが、やる気

        • 水始涸(みずはじめてかるる)

          ひと雨ごとに秋が近付いてきているように感じる今日この頃 稲穂も色づき、頭を垂れています。

        菊花開(きくのはなひらく)

          植物療法と私 / ぬくもり

          皆さんが初めて出会ったハーブは何ですか? 私が最初に出会ったハーブは、幼稚園の頃に知った「ラベンダー」でした。 母の箪笥をあけると、ふわっと鼻をくすぐる甘い香り 幼い私はその香りがどうしても気になって、こっそりと引き出しを開けては、その香りを楽しんでいました。 引き出しの隅に置かれた小さなポーチのようなサシェから漂う香りは、どことなく母と同じ匂いがして、安心感と憧れを感じさせるものでした。 ある日、家族でハーブ園へ出かけた時のこと。色々なハーブが咲きほこる中で、ふと紫色の

          植物療法と私 / ぬくもり

          蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)

          朝晩にふく風がすっかり肌寒くなり、秋の気配が漂ってきました。 あんなに暑くて長く感じた夏だったけれど、 不思議なもので、季節はしっかりと移ろいでいます。

          蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)

          雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

          雷の声で目がさめた朝 「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる通り、残暑が落ち着いて、少しずつ秋らしい気候がやってきましたね。 実は "雷が多い年は豊作になることが多い" と言われていることをご存知ですか? 雷が鳴ると天気が悪いというイメージがありますが、実は植物の成長にとって重要な役割を果たしているのです。 植物が元気に育つためには、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の3つの栄養素が必要です。その中でも「窒素」は特に大切な役割を担っていて、実は雷がそれに一役買っています

          雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

          玄鳥去(つばめさる)

          夏の空を自由に飛び回っていたツバメたちが あたたかい南の地域へと旅立っていきます。 私たちの生活も日々ちいさな変化をくりかえし、 変化の軌跡をのぞいてみると、大きな旅をしてきたことに気付くことも。 私は個人的に計画をしている事柄があって、 そこに向けた旅路を描き、そして、歩んでいる途中です。 力強く旅立っていくツバメたちのように 自分の行きたい方向へすすめますように…

          玄鳥去(つばめさる)

          植物療法と私 / ときの香り

          子供の頃、祖父とよく散歩に出かけました。 路傍に咲く草花、そこに集う虫たち、空を舞うトンボやチョウ… 目に映る様々なものを指さしては教えてくれました。 ただ、幼い私にはわからないことが一つ 祖父は少し進むごとに立ち止まり、ノートに何やら書き込んでばかりいたのです。 あまりにも頻繁に立ち止まるので「何をそんなに書くことあるの?これじゃ散歩じゃないよ!歩くのが散歩でしょ?」とプンスカしたことも(笑) 祖父は俳句を生業としており、ふと思い浮かんだ句をメモしていたのを知ったのは、

          植物療法と私 / ときの香り

          鶺鴒鳴(せきれいなく)

          澄んだ空にセキレイの声が響き渡るようになってきました。 水辺の涼しさが気持ちよかった日々とも、もう少しでお別れなのかな? と、少し感傷的な気分になったのですが…まだまだ日中は暑いですね。

          鶺鴒鳴(せきれいなく)

          草露白(くさのつゆしろし)

          愛犬とのお散歩。 最近は、朝露にぬれる草花が陽を浴びて輝いています。 我が家で飼っている犬は元保護犬 来たばかりの頃は、人を怖がり部屋の片隅で丸まっていました。 今では自分の部屋ではなく私たちがいる部屋で1日を過ごしたがり、 お留守番をお願いすると「連れて行って!」とちょっぴり拗ねます。 お散歩も猛暑だろうと、台風だろうと、雪だろうと楽しそう。 季節のうつろいを鼻先で確かめ、その足で踏みしめている姿はとても可愛らしいです。

          草露白(くさのつゆしろし)

          植物療法と私 / わたしを生きる

          少し重い話になってしまうのですが、私には先天性の持病があります。 持病が発覚したのは高校生の時。担当医からは「20~30代で身体が動かせなくなったり、車椅子生活になる可能性もある。ただ、珍しい病気でわからないことも多いから、今後どうなるかはわからない」と言われました。 当時の私は「自分に叶えられない夢はない」ぐらいに思っていたので、大きなショックを受けました。 気持ちが追い付かないまま入院と手術がすすみ… それからは周囲の大人たちも「無理するな」と、少しでも何かやろうとする

          植物療法と私 / わたしを生きる

          植物療法と私 / Family Phytotherapy

          我が家は植物療法が身近な家庭でした。 子供の頃は母がハーブティーを淹れてくれたり、一緒にクラフトを手作りしたり、日々、何らかの形で植物に触れていました。 また、母方の曾祖母はハーブ園を所有していて、魔女の宅急便のコキリさんみたいな方だったそうです。 母も「具合が悪い時は、おばぁちゃん(=曾祖母)が庭のハーブを摘んできて飲ませてくれた。大体、食べ過ぎでお腹痛いとかだったから、すっごく苦いのを飲まされたけど(笑)」とよく思い出話を聞かせてくれます。 あいにく私が産まれるよりも

          植物療法と私 / Family Phytotherapy

          自己紹介/はじめまして

          皆さん、はじめまして。 私のnoteをご覧いただき、ありがとうございます🌿 初めて投稿なので、まずは簡単に自己紹介をさせてください。 大切なひとへ温もりを伝えたい 私は 植物療法士 をしています。 前職では、サプリメントや化粧品の企画開発に携わっていましたが、植物が持つ薬理作用にすっかり魅了され、植物療法を学びました。 現在は、個人事業主として商品企画やマーケティング、そしてコラム執筆など、さまざまな活動を行っています。 「植物の力を日々の暮らしに取り入れて、身近な人たち

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