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理事の欠員(Trustee crisis)と理事週間(Trustees’ Week)
無職は時間の使い方が自由です。
フリーランスを始めたばかりの数年前はこれに罪悪感を感じたものの、今となってはなんのその。笑
本日も心地よくお昼寝をし、「あれ?やっても~た」と思いつつ、気を取り直して最寄りのスタバへ。もちろん家を出た時点て夕日は落ち、真っ暗。
うん、明日は朝から動くさ(た・ぶ・ん)
5分の4の組織が理事欠員で ‘trustee crisis‘に(英国)
今日はcivil societyにてこんな記事を発見。
Trusteeって何だっけ?がきっかけでDeepLさんにGO。
英国のThe National Council for Voluntary Organisations (NCVO)が行った調査によると、イングランドおよびウェールズの非営利組織の5分の4が、少なくとも1つの理事ポストが空席のまま運営されているという報告を受け、「理事の危機」が存在するとのこと。理事の欠員は、特に小規模な組織において、「著しい」スキルギャップ、ガバナンスの問題、ストレスを引き起こしているそう。
今回の調査結果には
若年層の代表者不足:61%
民族的な代表者不足:50%
障害者の代表者不足:約35%
技術的スキルの不足:31%
といった結果が出たとのこと。
明確に何のどのポストが足りないのかがりかいできているところも素晴らしいな~。
さて、ここで、
調査したNCVOのchief executive(最高経営責任者)さんのこんな発言が。
理事会は、支援対象のコミュニティを反映していることが重要です。
年齢、民族、さまざまな専門知識など多様性の欠如は、スキルのギャップを生み出すだけでなく、非営利組織が支援対象のニーズに真にこたえる能力を制限することにもなります。
この理事危機の影響はガバナンスの領域にとどまらず、無数の人々が日々頼っている重要な支援をも脅かすものです。
理事のスキルセットの設定は、本当に「簡単じゃない」ことをこの3年つくづく感じていたので、この理事の危機は感覚的にとても理解できること。
戦略的ファンドレイズにおいて、今何をするかというアクションではなく、組織としてのポジショニングや理想の形、すなわち長期的目線があってこと「今何をすべきか」が導き出される(※が、これは組織の状態や環境等にもよりますので、一概には言い切れません!)とありますが、理事体制もまさにそう。
特に日本は、非営利組織の役員職を一部「名誉職」としている部分もあり、本来ならどういった理事会でありたいかを代表者と事務局がともに頭突き合わせていくべき。最初からファンドレイズバランス(個人施策/法人施策/FRのための広報etc)が取れた構成をとるもよし、交代も見据えた上で中長期的構成を構築するもよし。後者をとるなら、いつの段階でどのような判断軸をもってどう交代を促すか、も計画練るべき。どうしても、その場シノギになりがちだから、ここまできっちり戦略もって実行すべし。と思います。(いつか理事構成計画とかにも携わりたいものだわー。独り言。
非営利組織に時間と労力を使う理事に感謝する「Trustees’ Week」
さてさて記事の話に戻すと、
なんとイギリスでは、非営利組織に時間と労力を捧げる理事を称え、感謝する「理事週間(Trustees’ Week)」なるものがあるのだそう。今年は11月4日~8日まで。はて、これはグローバル的にあるものなのか?英国のみなのか?は定かではありませんが、日本には、ない..…よね?多分。私の知る限りは。
こういった●●週間や月間は、それそのもの自体に効果がどこまであるかは不確かなケースもあるものの、そこに意識を向けることができるというその意味はある。と思う。(日本では名誉職的なお名前重視の部分があるから、こういった週間を作ろうという空気がない、のかもしれないな~)
ということで、日本全国とてつもない数のある各種非営利組織にて役員を務め、ご自身の役割を理解しそれに努めようとされている方々に感謝を!