持たない人の愚痴

フロスをしてたら歯が欠けた。
何度か書いているけれど歯医者が苦手で出来れば今後一生行きたくないとまで思っているのに今年は何度も何度も歯医者へ行くはめになっている。
今回は特に痛みも無いしそのまま放置しようかなど何度も考えた。
鏡で何度も欠けた部分を見て何度も考えた。
それは自分でも病的だと思う程に。

治療の何が怖いって『失敗されたら取り返しがつかない』その事につきる。

恥ずかしい話しこの歳でその事に改めて気付いて怖くなってしまったのだ。

それからずっと『歯を失う恐怖』に取り憑かれている。

元々、性格的に失敗が怖い。

バックアップのバックアップをとったり、貯金の貯金をしたりする。

不安症なのかもしれない。

歯の問題と共に仕事の問題にもこの不安症は顔をだす。

何処へ行っても職場の人達と上手くいかない気がするのだ。出来上がった人間関係に入っていくなんて持っての他。
そんな職場にフルタイムで週5日も通える気がしない。
突発性難聴になったり胃が痛くなったりした時の様にまた体調を崩すとしか思えない。

そうなるとオープニングスタッフが好ましくてそればかり探すけれどそんな上手くはいかない。

『この不安定な気持ちは世に言う生きづらいあれなのかもしれない。』

そう考えて色々自己診断してみたけれどそうでもなさそうなので深く探るのは辞めてしまった。

アラフォーになって身体は欠陥だらけで無職。

何もない。

何もなさすぎて生きてるのが大変すぎる。

何もないから大変なのだ。

生きてる意味は分からないけど体調の不良は怖いから病院には行く。
病院には行くけど何のためにこんなに健康になろうとしているんだろう？と疑問が付きまとう。

耳だってまだずっと耳鳴りがしている。
多分治らないんだろう。

でも治らないからって何なんだろう。

明日も明後日もただ生きてるだけでお金は必要だしどんどん老化していく。

何だかんだ言いつつも
やっぱり不安症にはかなわないので口コミのいい歯医者の予約を取ったら3週間後だった。

行ってまた落ち込む事の無いように祈ると同時に子供みたいに心細い。

何も持たないおばさんの悲しみなんてここでしか吐き出せないのがまた悲しい。