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見えないものが見えてくる〜物語思考デザインコース 受講生 鈴木雅義さん

ちょうど真ん中に“肝”であるライフレコードの時間を迎えた。冒頭でこのことが中心に据えられており、ここから企画が始まったといっても過言ではないとあった。力の入れようがうかがえた。会場のテーブル上には、今までのリフレクションが詰まった冊子が参加者を迎えてくれた。今までの内容が凝縮しており、且つ、参加者の生の声が紙面を埋めていた。記憶が呼び起こされ、鮮明に脳裏に思い浮かんだのと同時に、同じ内容を見たり聞いたりして同じ時間を共有してきたが、捉え方は人それぞれであり生き生きと言葉が紡がれていた。梅本氏の話からは、「見えないものが見えてくる」との言葉があった。見えないものだから見たくなる、そんなことも話しながら、進められた。この言葉には、重みがあり、気持ちを湧き立たせてくれる何かがあると感じた。


【ライフレコード】

さて、ライフレコードの記入である。今までの登壇者のライフレコード、梅本さんのライフレコード、それぞれ物語があるんだなと。自分のライフレコードを書くとなると、エネルギーがいるのではないか、そんな気持ちになっていた。

以前ライフレコードを記入したことがあるが、そのときは、重たい気がしていたからだ。なんとなく、今の自分を客観視したくなかった思いもあった。しかし、今回は違う思いがあった。これは理屈ではないのだろうが、気持ちが軽かった。なぜ軽くなっていたのかは分からない。ただ、書きたいな、という気持ちになっていた。

いざ、書き始めると、筆が止まらない。あれもこれも書きたくなる、そんな衝動に駆られていた。頭の中には、その時々の情景が思い浮かんでいた。あのときこうだった、あのときは失敗したな。あのときは・・・。そんな風にして書きあがったライフレコードは、今の自分を象徴したものとして出来上がったんだろうと思った。


【シェアタイム】

参加者同士でそれぞれのライフレコードをシェアした。まずは、傾聴。5,6分の短い時間ではあるが、ライフレコードを話す。話し手は、ライフレコードを示しながら、ライフを語った。同時に主観曲線、客観曲線についても触れながら話を展開した。まさに物語の朗読である。イベントがあり、思いがあり。その時の気持ちや背景は主観・客観曲線を示しながら自分はこう思ってた、周りはこうおもっていたのかな、などなど付け加えながら。


対話の時間には、グランドルール(話したくないことは話さなくて良い、無理させない)に則りながら、質問をした。へ~そうなんだ、こうやって考えていたんですね、等々、対話が盛り上がっていた。

【最後に】

ライフレコードに書いたこと、書かなかったこと、それぞれあるはずだ、と梅本さん。沈黙の物語と話していた。

全てを語ることは難しいかもしれない。そこからも何かが生まれてくるのだろうと考えた。また、物語は無限の可能性があるとも話していた。何かお題が出されたような気がした。次回も楽しみである。

静岡組 まきちゃん、私

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