[要約,感想][part1]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド
思い込みを見直せる ドラマチックすぎる世界の見方
知らずの誰しもが世の中に偏見を持って見ている。この本を読んでデータや証拠を基にして世界を見よう
メディアは「世界には貧困、戦争が絶えず起きている。腐敗と人災は増加している」と報道しており、ドラマチックすぎる世界の見方をしてしまっている。この本を読んで、正しい世界の見方をしよう
第1章 分断本能
2017年時点で、発展途上国と呼べる国に住む人口は、全人口のうちの6%のみである。低所得の国の60%の女子が初等教育を卒業する。しかも低所得の国に住む人は食べ物に困ることはほとんどない。水も飲め、ワクチンもある。低所得の国に住む人の割合は、全世界の人口のうち9%しかいない。つまり、低所得の国に住む人の生活はそれほどひどくない。世界が分断されている、つまり先進国、発展途上国の二つに分断できる訳でない。その中間に多くの人がいる
分断を表す言葉に気付き、二分化できないと気付く
極端な数字の比較に気を付ける
上からの景色に気を付ける
第2章 ネガティブ本能
世界のほとんどの人は世界はどんどん悪くなってきていると思い込んでいる。1966年は50%の人が極度の貧困であったが、2017年には9%に減った。多くの人はデータを基にせず、世界が悪くなっていると感じている。ネガティブなニュースの方が広がりやすいからだ
悪い状況に思えても少しずつ良くなっている。つまり悪いとよくなっているが両立する
ゆっくりとした進歩はニュースになりにくく、進歩が分かりにくい
過去は誰の目にも美化されてしまうものである
第3章 直線本能
全てのグラフは真っ直ぐになるわけではなく、直線のグラフは珍しい
第4章 恐怖本能
実際の危険度よりも、世界は恐ろしく見える。危険に思えるものがどれぐらい恐ろしいのか、しっかりと考えてみる
人は、身体を拘束されること、何らかの危害を加えられること、毒(目に見えない有害な物質)を恐れてしまう
メディアは恐ろしく情報ばかり届けるし、人は恐ろしいことに関心が向いてしまう
恐怖が収まり、冷静になってから決断する
第5章 過大視本能
数字だけを見て物事の大小を決めてしまう。ある年の赤ちゃんは440万人亡くなったが、何年か前は1500万人程度だった。つまり、440万人という数字は、何年か前の数字から比べれば減っているということになる
正しい数字を見るには、その数字の背景を確認する
表示された数字の割り算をして、1単位あたりの数字を確認することで、その物事が大きいのか小さいのか判断しよう
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