ハトヨガ的読むヨガ 連載53 一年の締めくくり
先週で連載が52回でした。昨年の10月からスタートし、何度かお休みした週もありましたが、1年分=52週にわたり、拙いコラムを読んでいただきましてありがとうございました。
「いま、ここ」に心を集中して生きているといえば、かっこよいのですが、みなさんも、日々の暮らしでは、1日1日を、必死に過ごしてて、ふと振り返ると、継続してきた活動が時の節目を過ぎていたという感じではないでしょうか。
2022年4月に始めたオンラインクラスも、受講してくださりありがとうございました。ヨガ初心者の方、経験が浅い方も、継続して練習することができた、自分の心と体に感謝し、褒めてあげてください。がんばりましたね!
まだまだ未熟な指導ではありますが、みなさんが楽しく健やかに練習ができるよう、私も学びをさらに深めていきまます。
新年にはお寺に参拝にいらっしゃる方もいるかと思います。参道入口にある対の狛犬や金剛力士像の表情を観察してみてください。
阿吽の呼吸を象徴する「あ」と「うん」を発音する口の形をしています。
「あうん」の由来は、サンスクリット語で、中国から日本に仏教が伝わった真言(マントラ)に由来しています。
「あうん」は、一番短いマントラで、ヨガの練習の最初や最後に唱えることで、心を落ち着かせて、集中することができます。
それぞれの音が象徴している状態があります。
楽な姿勢で座り(または椅子に腰掛けてもよいです)、目を閉じて、声に出してゆっくりとマントラを唱えると、体の内側で声が響きが広がり、外に向けられていた意識が、内側へと向いてきます。
声には出さず、吐く息ごとに、心の中でマントラを唱えてもよいですよ。
慣れてきたら、マントラとマントラの間の、呼吸が止まる、その沈黙の瞬間に注目して、続けてみましょう。マントラを唱えながら、瞑想することができますよ。
2023年のクラスは、12月28日(木)が最終の予定です。そして、2024年のクラスは、1月11日(木)からスタートします。
来年もヨガ哲学をヒントに、コツコツと練習を続け、ヨガ的に過ごしていきましょう。