乾いた夏のはじまり
今朝、子どもたちをバス停まで見送り、去り行くバスに手を振っていた時。
ふと気付くとバスの窓に雲と青空が反射していて、子どもたちがまるで空に浮かんでいるかのように見えた。
雲の形はもくもくとしていて、あぁ夏だなぁ…という感じがした。
空はカラッと晴れている。
帰宅して食器などを片付けた後、突然思い立ち、家の周りの草むしりをすることにした。
最近ものすごい勢いで生えてくる、小さな緑たちが気になっていたからだ。
何の肥料も差し上げていないにも関わらず、よくもまあこんなに元気にお育ちになって…つい感心してしまう。
急遽決めたことだったので、ロングスカートにサンダルという草むしりには全く向かない装いだったが、そのままブチブチと草を抜いた。
細かい草も勢いよくむしりながら家の周りを一周したら、モサモサしていたものがなくなりすっきりした。
部屋に戻り休憩していると、ふとカレンダーが目に入った。
七月八月に使われている葉祥明さんの絵が、まさに今日の空のようだった。