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[四柱推命] 滴天髄 通神論9-7 干支総論 [和訳 現代語訳]

皆さま、こんにちは。波濤ろく🌊です。
前回のテーマは「干支総論」第6回。支の陰陽、寒暖についての話だったわね。命式において、用神喜神が東南の陽支(寅、辰、午)ならば、行運において西南の陰支(酉、亥、丑)で生扶すると福力が増す👼五行の生剋だけではなく、陰陽のバランスも考慮すると、より細やかな看命ができる🔍五行であれ寒暖であれ陰陽であれ、どの要素もバランスが取れていることが大切ってこと⚖️
詳しくは前回の記事をチェック✨

今回のテーマは「干支総論」第7回。早速見ていきましょう🏃‍♀️💨

⚠️原文として載せている『滴天髄闡微』には、命式例が数多く取り上げられておりますが、割愛させていただきます🙇‍♀️
⚠️和訳、現代語訳の正しさについては保証いたしません💦
⚠️押さえておきたいポイントに「💡」印を付しています。

✅原文

💡1 地生天者,天衰怕沖。

🌸原注

2 如丙寅、戊寅、丁酉、壬申、癸卯、己酉,皆長生日主,甲子、乙亥、丙寅、丁卯、己巳,皆自生日主,如主衰逢沖,則根拔而禍更甚。

🌸任氏

3 地生天者,如甲子、丙寅、丁卯、己巳、戊午、壬申、癸酉、乙亥、庚辰、辛醜是也。
💡4 日主生於不得令之月,柱中又少幫扶,用其身印,沖則根拔,生機絕矣,為禍最重。
💡5 若日主得時當令,或年時皆逢祿旺,或天干比劫重疊,或官星衰弱,反忌印綬之泄,則不怕衝破矣。
💡6 總之看日主之氣勢,旺相者喜沖,休囚者怕沖。
7 雖以日主而論,歲運沖亦然。

✅和訳 現代語訳

💡1 地が天を生じる場合、天が衰えると冲を恐れる。

🌸原注

2 例えば、丙寅、戊寅、丁酉、壬申、癸卯、己酉などは全て長生の日主であり、甲子、乙亥、丙寅、丁卯、己巳などは全て自ら生じる日主である。もし日主が衰えて冲に会えば、根が引き抜かれて災いが更にひどくなる。

🌸任氏

3 地が天を生じる干支として、甲子、丙寅、丁卯、己巳、戊午、壬申、癸酉、乙亥、庚辰、辛丑が挙げられる。
💡4 日主が月令を得ていない(失令)時期に生まれ、柱中に助けが少ない場合、その身(比劫星?)や印星を用いて冲が発生すれば、根が引き抜かれ生気が絶たれ災いが最も重くなる。
💡5 もし日主が月令を得ているか(得令、当令)、年や時が共に禄旺(建禄、帝旺)に会っているか、天干に比劫が重なっているか、官星が衰弱している場合、かえって印綬が洩れることを嫌い、冲を恐れない。
💡6 総じて言えば、日主の気勢を見て、旺相の場合は冲を喜び、休囚の場合は冲を恐れるのである。
7 日主に限らず、歳運における冲も同様である。

✅波濤ろく🌊の解釈

今回の話は、主に「日支が日干を生じる」場合の話っぽいわね。もちろん、干と支の関係だから、日柱以外の柱や行運にも当てはまる。

🥀日干が休囚

4 日干が休囚とは……

  • 日干が月令を得ていない(失令している)

  • 命式中に日干を生扶する干支が少ない

といった場合を指す。これらの場合において、例えば、❶日干を生じている日支が冲に会ったり、❷命式中の比劫星、印星が剋冲に会ったりする場合、日干は根を失い災いが大きくなる😱

🌻日干が旺相

5 日干が旺相とは……

  • 日干が月令を得ている(得令している)

  • 年柱、時柱の十二運が建禄、帝旺
    【❓疑問1】「逢祿旺」を十二運の建禄、帝旺と解釈して良いか?
    【❓疑問2】この十二運は、逢の十二運か居の十二運か?
    ※逢の十二運:日干と各地支の関係
    ※居の十二運:柱ごとに見た天干と地支の関係
    (日干の話なので、逢の十二運だと考える)

  • 天干に比劫星が多い

  • 日干を剋する官殺星が弱い

といった場合が挙げられる。日干が旺相というためには、少なくとも、得令又は月支からの生扶は必須条件だと考えるわ🌛あとは正直、個々の命式を判断するしかない。月令を得ていても、天干地支に日干を剋する五行(官殺星)が重々としていれば、旺相と言うのは躊躇われる👣

6 日干が強過ぎる場合は、冲を用いてその気勢をコントロールしましょうね、と述べているわね💥例えば、日干支が甲子(支が干を生じている)で、命式において木が強いのであれば、行運において、子と冲となる午が巡ることを喜ぶ、といった感じ💖

今回はここまで✨
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次回をお楽しみに、拜拜👋

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