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[四柱推命] 滴天髄 通神論6 配合 [和訳 現代語訳]

皆さま、こんにちは。波濤ろく🌊です。
前回のテーマは「理気」だったわね。物事は、進み極まれば退に転じ、退き極まれば進に転じる🔄運命を読み解くためには、その「進退の機」を理解しなければならない。五行の気の進退、それは即ち旺相死囚休のこと。
詳しい話は前回の記事をチェック✨

今回のテーマは「配合」。早速見ていきましょう🏃‍♀️💨

⚠️原文として載せている『滴天髄闡微』には、命式例が数多く取り上げられておりますが、割愛させていただきます🙇‍♀️
⚠️押さえておきたいポイントに「💡」印を付しています。

✅原文

💡1 配合干支仔細詳,定人福禍與災祥。

🌸原注

2 天干地支,相為配合,仔細推詳其進退之機,則可以斷人之禍福災祥矣。

🌸任氏

3 此章乃辟謬之要領也。
💡4 配合干支,必須正理搜尋詳推,與衰旺喜忌之理,不可將四柱干支弗論,專從奇格、異局、神殺等類妄談,以致禍福無憑,吉凶不驗。
💡5 命中至理,只存用神,不拘財、官、印綬、比劫、食傷、梟殺,皆可為用,勿以名之美者為佳,惡者為憎。
💡6 果能審日主之衰旺,用神之喜忌,當抑則抑,當扶則扶,所謂去留舒配,取裁確當,則運途否泰,顯然明白,禍福災祥,無不驗矣。

✅和訳 現代語訳

💡1 干支の配合を詳細に調べれば、人の福禍や災害の吉凶を定めることができる。

🌸原注

2 天干と地支は互いに配合し、その進退の機を詳細に推察すれば、人の禍福や災害の吉凶を断ずることができる。

🌸任氏

3 この章は誤りを正すための要点である。
💡4 干支の配合は、正しい理論に基づいて詳細に調べる必要があり、衰旺、喜忌の理論に従うべきである。四柱の干支を無視し、奇格、異局、神殺などの類をもとに勝手な判断をして、禍福に根拠がなく、吉凶が現れないことがあってはならない。
💡5 命の本質的な理論は、ただ用神にある。財、官、印綬、比劫、食傷、梟殺を問わず、全て用神とすることができる。名前の良し悪しで判断してはならず、悪いとされるものを嫌ってはならない。
💡6 日主の衰旺と用神の喜忌を明確に理解し、抑えるべきときは抑え、支えるべきときは支え、適切に取捨選択することができれば、運の吉凶が明白に分かり、禍福や災害の吉凶も全て現れることとなる。

✅波濤ろく🌊の解釈

1、2 干支の配合とは何かしら?辞書的な意味は、組み合わせ、取り合わせのこと。ということは、天干と地支の五行をベースにした相互作用、生剋関係のことだと理解🙆‍♀️

4 大切なのは、四柱八字の衰旺、喜忌を正しく把握すること。そこを疎かにして、細々した格局や神殺に囚われてはいけませんよ!という、任鉄樵氏からのきつーいご忠告🚫私もそれには賛成👌

5 四柱推命において、用神は非常に重要な存在💖10ある通変星の内、どれもが用神になる可能性があるということ。通変星を吉星と凶星に分けて論じている書籍を見たことがあるけれど、通変星の吉凶は命式及び五行のバランスに依ると思うのよね。例えば、凶星として語られることの多い傷官が用神として良い働きをする人だって存在するはず。

👩‍🏫ワンポイント解説 梟殺

「梟殺」という言葉が出てきているけど、ご存じかしら?「梟」は偏印、「殺」は偏官のことを表しているわ。

  • なぜ偏印=梟(ふくろう)なのか?
    ふくろうは自ら産んだ子どもを食べてしまう習性を持っているの!😱子どもは自分が生み出すもの、つまり食神のこと。子どもである食神を剋するから、偏印が「梟(梟神)」と呼ばれているのね。

  • なぜ偏官=殺なのか?
    比肩から偏官まで順番に数えると、偏官は7番目。ということで、「七殺」とも呼ばれているわ🔪比肩と偏官は陰陽が同じ。陰陽が同じ剋を「無情の剋」といい、その勢いは非常に熾烈🔥自分自身である比肩を最も激しく剋するから、偏官は「殺(七殺)」と呼ばれているのね。

今回はここまで✨
興味を持っていただけたら、スキ、コメント、フォローなどをしていただけると嬉しいわ💕
次回をお楽しみに、拜拜👋

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