太極拳の種類!!「制定拳」と「伝統拳」の違いと練習体系!!
太極拳を分類するには、多くの考え方があると思います。
一つの分類方法として、大きく2種類に分類する事が出来るのではないかと思います。
それは、「制定拳」と「伝統拳」です。
一般的に「制定拳」の「太極拳」は、近代に「中国体育」のために構成されたと言われています。
そのため、万人が練習出来るように、難しい技法や、危険な技法を取り除き、簡略化した状態で構成されているようです。
また、「表演武術」としても、形や順番が審査し易いように構成されているようです。
現在、練習されている「太極拳」の大多数は、この「制定拳」や、それに類するものだと言えます。
「伝統拳」とは、例外もありますが、競技化などをせず、伝統的に、昔の教習法のまま伝わってきた「太極拳」の事です。
「伝統拳」と呼ばれる「太極拳」には、多くの種類があります。
日本でも、「お茶」「生け花」「剣術」などに、「流派」があるように、伝統的な「太極拳」にも、「流派」があります。
中国では、「門派」と称します。
「太極拳」の場合「○○式」などと表現します。
「伝統拳」の「太極拳」で代表的な「門派」は、「陳式」「楊式」「武式」「呉式」「孫式」でしょうか。
上記の「門派」を「五大門派」と称する場合があります。
しかし、現代では、更に多くの「門派」が存在しているといえます。
もちろん、上記の「五大門派」や「制定拳」の技術体系は、同じではありません。
「似て非なるもの」と言えます。
そのため、全ての「太極拳」をひとくくりにする事は出来ないという事だと思います。
当流で練習している「太極拳」は、上記の「伝統拳」です。
「陳式太極拳」を中心に、「楊式太極拳」も練習しています。
下記は、伝統的な太極拳の推手を、中心に練習しているクラスの、ホームページリンクです。
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