李書文晩年の洗練された八極拳!!八極拳の練習法とカリキュラム
八極拳には、多くの「門派」(流派)や「系統」が存在します。
当流の「八極拳」は、「神槍」とも呼ばれた名人の「李書文」晩年の技術を練習しています。
この「八極拳」の技術体系は、極めて簡素な形態となっています。
これは、「李書文」が、晩年に技術をまとめ、無駄な「套路」(型)や技法を排除したからだと言われています。
しかし、その結果、極めて高い技術を内包した「套路」(型)のみが残り、初めて練習する人間には、習得しずらい体系になってしまったとも言えます。
言い換えるなら、ある程度の経験者でなければ、内実を理解出来ない可能性を持つ「八極拳」だとも言えます。
もちろん、現在では、練習カリキュラムは整えられ、より噛み砕いた、習得しやすい形態になってはいます。
しかし、これは、洗練された技術に、余分な「套路」(型)や、練習法を付け足したとも言えます。
つまり、ある意味では、退化したとも言えるという事です。
言い換えるなら、上級者や名人レベルの技術を、初級者にも理解出来るように、レベルを下げた、あるいは、初級者レベルでも理解出来る技術を再構成したとも言えるという事です。
しかし、現状の技術体系でも、難解な部分が存在します。
そのため、当流では、他の武術を弊習する事で、これを補おうとします。
特に、初級者でも理解しやすい事から、「蟷螂拳」を初級段階で練習する事で、「八極拳」の技術の理解のための足掛かりにしている部分があります。
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