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蟷螂拳の「十二字訣」!!字訣という漢字一字で表される理論と技術

蟷螂拳には、多くの套路(型)、技、実戦用法があります。


蟷螂拳の技


蟷螂拳の豊富な技術体系は、比較的、初心者でも、扱いやすく、実戦的な面を持ちます。

つまり、個人によって、技のチョイスがしやすい、ということです。

言い方を変えれば、少しニュアンスは違いますが、自分にあったコンビネーションを構築しやすいという事でもあります。


蟷螂拳の十二字訣


このような、豊富な技術体系にも基準があります。

いくつか、基準となる技術はありますが、一つに、「十二字訣」があります。

中国武術では、技術、理論を漢字一字で表す事があり、それを「字訣」と言います。

蟷螂拳では、十二種類あります。

この「十二字訣」が元になって、蟷螂拳の豊富な技の全てが構成されています。

下記は、七星蟷螂拳の技術を中心とした「十二字訣」です。

「 鉤、 摟、 採、 掛、 刁 、 纏 、崩、 砸、黏 、 粘 、 幫 、貼」


十二字訣の捉え方


「十二字訣」は、一応の練習形態はありますが、本来理論として存在するものです。

つまり、それぞれの字訣は、技術と運用理論であって、特定の形や技ではありません。

例えば、「十二字訣」の内の一つであり、最初に練習する「鉤」は、練習としては「蟷螂手」の形態で練習します。

しかし、「鉤」という字訣は、「蟷螂手」の事を示す内容ではありません。

「蟷螂手」の形態で練習するのは、この形態が「鉤」という技術を示すのに、蟷螂拳において、最も象徴的な形態であるためです。

つまり、字訣などの技術は、形から練習をはじめ、形の奥を理解する必要がある、という事です。




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