八卦掌の要訣!!「平起平落」による歩法と歩行
八卦掌には、「平起平落」という要訣があります。
これは、主に八卦掌の歩法の際に、活用される要訣です。
八卦掌の歩法と歩くことの違い
八卦掌には、走圏と呼ばれる、円周を歩く歩法練習がありますが、この練習の時に、「平起平落」は必要となる要訣だと言えます。
足の裏全体が、地面から同時に離れ、また足の裏全体が、地面に同時に着地する事を示しています。
通常、人間が歩行する場合、足の裏が、地面に着地する時、踵から着地し、足の裏全体が地面に接し、踵が地面から離れ、つま先で地面を蹴るという、プロセスとなります。
「平起平落」という要訣は、このような通常の歩行から、武術としての歩法に変質させるための要訣だと言えます。
「平起平落」と重心の操作
前述のような通常の歩行では、重心が上下動します。
しかし、「平起平落」を意識した状態で、歩法を練習する事で、重心が上下動せず、重心が安定した状態を保ったまま、歩法を運用できる身体が作れます。
結果として、地面を蹴らず、地面を滑るような歩法となります。
「平起平落」とは、このような、重心が安定した状態で、歩法を運用するための身体を作るための要訣です。
そのため、実戦や套路(型)の中で、常に実行するものではありません。
練習の中で、この要訣を認識する事が、重心の安定を作るのです。
「平起平落」の目的
「平起平落」という要訣は、重心を安定させる事が目的であって、歩き方の方法を厳守する事が、目的なのではないという事です。
また、厳密には、この要訣は、歩法だけの要訣ではありません。
「平起平落」に含まれる「起」と「落」という字訣は、別の意味を持ちます。
歩法においては、重心の安定を習得するための要訣となります。
その際、「平起平落」という言葉の方が、先行したに過ぎません。
要訣のとらえ方
八卦掌に限らず、武術には多くの要訣があります。
しかし、言葉の通りの解釈では、本意を理解できない事が多いと言えます。
その要訣が何を意味し、その意味を実行した先に何が得られるのかを、広く、未来を予測しながら捉える能力が必要だと言えます。
その能力が低ければ、要訣の本意を理解する事ができないためです。
下記、Instagramの、DMでのお問い合わせも受付中
https://instagram.com/hatikyoku.k?igshid=MzNlNGNkZWQ4Mg==
新規練習生、募集中!!見学、一日体験、受付中!!
興味のある方は、下記連絡先にご連絡下さい。
TEL 09098331246
メール w27e4d846ezq98s@t.vodafone.ne.jp
<時間>
日曜日、19時~21時
金曜日、19時~21時
<場所>
東京都板橋区の地域センター、体育館など
詳しくは、下記ホームページリンクをご参照下さい。
YouTubeチャンネルのリンク