八極拳の「金剛八式」と「丁字八歩式」!!李書文晩年の八極拳の「古伝金剛八式」
八極拳の基礎練習に、「金剛八式」と呼ばれる套路(型)があります。
また、当道場で練習している李書文晩年の八極拳には、「丁字八歩式」と呼ばれる套路もあります。
この「丁字八歩式」とは、台湾の八極拳において、有名であった、「李元智」より伝わり、多少の手直しをされて、構成されたと言われています。
これは、一般的な八極門における、古伝の「金剛八式」だと言えます。
それに対して、当流の「金剛八式」は、李書文が李瑞東と交流した際に得た、「金剛拳」(金剛羅漢拳)の技術を元に構成されていると言われています。
つまり、李瑞東が伝えた「金剛八式」以外の、断片的に伝わった「金剛拳」(金剛羅漢拳)の一部の技術を元に構成されているという事です。
ただし、現在伝わっている「金剛八式」の形態は、近年に八極拳の技術が色濃く反映された形態です。
つまり、当道場で練習している八極拳の練習体系には、一般的に伝えられている「金剛八式」と、李書文やそれ以降に活躍した武術家によって構成された、二種類の「金剛八式」が存在するという事です。
そして、一般的な八極拳門派に伝わっている「金剛八式」を「丁字八歩式」と呼称し、古伝の「金剛八式」という位置づけで練習しています。
下記は、「丁字八歩式」の動画です。
下記は、「金剛八式」の動画です。
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