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2021/04/26 文化の灯、劇場の灯

緊急事態宣言がみたび、発令された。東京都内の劇場の灯が一斉に消えた。昨春以来のことだ。一体、どれだけの人たちが悔しさをかみしめているのだろう。考えるだけで胸が締め付けられる。公演中止に伴う補償はあるのだろうか? クラスターを出していないのに、合理的説明もなく、休業要請を出す政府と東京都。それでも、まだ、五輪・パラリンピックを強行するつもりのようだが。

演劇や舞台公演で「無観客開催」? 何のブラックジョークだろうか。文化を知らない人たちの施策だろう。その中で、上野・鈴本演芸場、新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場の都内4寄席は、感染対策を徹底したうえで、興行を続けるという。その理由がイカす。「大衆娯楽である『寄席』は、『社会生活の維持に必要なもの』に該当する」。お上に対して、きちんともの申す姿勢は大切だとしみじみ思う。批判を受けるかもしれないが、全力で応援したい。

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