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ぼくたちは恐怖脳に打ち克つことができるか

Tomooです。今日は、私たちの頭の中。脳についてのお話です。この前、イベントで講演させていただいた「最強のチームをつくるには?」の中核には、脳科学の考えがありました。私たちは、イノベーションを起こすことのできる生き物です。でも、とどまろうとしてしまうのはどうしてなのでしょうか?


▼前に進むには、脳の中で何が起こっているかを考える

先日、Microsoft Education Day2020で講演をさせていただきました。

テーマは、「最強のチームをつくるには?」でした。

この講演の中核には、ある本の理論がありました。

その本とは、こちら。

『脳科学に基づく働き方革命 Alive at Work』

私たちは何か問題が起こった時、どうにかしてそれを解決しようとします。

けれど、その方法は本当に正しいと言えるのでしょうか。

脳科学に基づいて考えていくと、本質が見えてくるように感じます。

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▼人はイノベーションの生き物に進化した

人の頭の中には、探求脳という部分があるそうです。ここは、何か新しいことを知りたいと思ったときに活性化します。

一つ知れば、もっと知りたい。もっと学びたい。と探求していくのです。

私たちは、もともと旅をしながら生きていました。

未開の地を探検して生きてきました。

しかし、人は安定を求めます。

定住生活。

探検するよりも、いかにそこにとどまるか。

いかに安定的に食料を確保していくかを重視するようになりました。

人の頭は、危険性を敏感に察知して備える性質を持つようになりました。


ここまでは、よく聞く話です。

今、私たちは、獣に襲われる心配なんてありません。

私たちは、より豊かに生きたいと、テクノロジーを発明してきました。

命の危険がないのに。

それを発明してもしなくても、自分の身が危険にさらされることなんてないのに。

人は、どんどん発明を重ねています。

とくに、ここ十数年の発達は目覚ましいものがあります。

人は、イノベーションを起こす生き物に進化しているのです。


▼ノミとコップの話

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ノミのジャンプの話を聞いたことはあるでしょうか。

ノミは、たった2mmしかないのに。30cmもジャンプをするそうです。

ぼくたち人間の身長に直すと、250mは跳べるようです。

半端ない才能を持っています。

しかし、コップの中に入ったノミ。コップにふたをすると、どうなるか。

もちろんふたをした状態では、ふたを突き破ることはできません。

ふたをとると・・・

なんとノミはふたの高さまでしかジャンプをしなくなってしまうのです。

まるで、「自分たちの能力は、ここまでだ」といわんばかりに。


▼私たちがとどまろうとする理由

私たちは、もはや命の危険にさらされることはありません。

なのに、私たちにはなぜか「安定思考」のようなものが働いてしまいます。

本当は、どんどんイノベーションを起こしていけるはずなのに。

そこにとどまろうとします。

獣に襲われるような環境はもうないのです。

なのに、私たちはとどまろうとしてしまう。

それは一体なぜでしょうか。


人の頭の中には、探求脳の他に、恐怖脳が存在します。

恐怖脳は、なにかにおびえることで、自分の身を守ろうとします。

私たちが、とどまろうとするのは、私たちの頭の中の恐怖脳が活性化しているからなのです。


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▼ノミが跳ばなくなる本当の理由

ノミの話に戻りましょう。

ノミは、なぜかつてのような大ジャンプを見せなくなってしまったのでしょうか。

それは、「自分を守るため」なのではないでしょうか。

やってもムダ。

これ以上は跳んでも虚しいだけ。

きっとまた同じ失敗をしてしまうだろう。

全力で跳んでも、フタの裏側に体を打ち付ける。

そんな過去の恐怖がちらつきます。

恐い。

だったら、やらない方がいい。


やっても自分が傷つくだけならば、確実に跳べる高さで甘んじよう。


才能があるにも関わらず、

やってもムダという恐怖が

ノミたちはとどまらせるのです。


▼私たちにとってのフタはなんだ?

私たちにも、ノミと同じ心理が働いているのではないでしょうか。

だとしたら、私たちにとってのフタとはなんでしょうか。

何に恐怖を感じるのでしょうか。

もう、何も命の危険なんて考えなくてもいい。

そんな環境なのに。

もし、私たちの頭の中で恐怖脳が活性化しているとしたら。

何に恐怖を感じているのでしょうか。


▼フタを取り除く方法を考えよう

フタを開ける方法を考えること。

これが私たちのイノベーションを解放することなのです。

私たちは、恐怖を生み出しているものにアプローチをすることができます。

これが、イノベーションを起こすきっかけとなるのです。



人は、今、イノベーションの生き物に進化を遂げました。

しかし、どこかでとどまろうとしてしまう自分もいる。

そんな風に感じたら、


自分の才能を「フタ」するものの存在。

そして、「フタ」を開ける方法。


これを考えてみませんか?


今日も、貴重な時間を使って、記事を読んでくださってありがとうございました。ぜひ、明日の続きも読んでいただけたら嬉しいです!!

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かとうともお@とも庵代表
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