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わたしが自死に持つ当事者性

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そろそろ兄弟の自死についてちゃんと描こうかなーと思いつつ(私のためというよりは同じ経験をして残っただれかにとどけばと)、とりあえず、成分があるものをぶっこんだだけマガジン。
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彼のようになったら、私も死を選ぶのか

(きょうだいの自死の後に思ったり考えたりしたこと。具体的な話はしてないし、暗過ぎないとは…

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ネロは生まれてこない方がよかったのか

春になった。日中窓を開けていれる、気持ちがいい時期である。 昨年の春にはまったドラマを見…

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言葉を出した後のから寒さ

伝えるために発露した言葉が、キャッチされなかった時の ぽっかりとした気分は本当になんとも…

果ノ子
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誰にも言えない話をしよう

(詩+後半は雑記です) 誰にも言えない話をしよう 苦手なものを互いに話し 深く関係を作る…

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悲しみを半分こにできるのではという理想と現実

小さい頃にNHKの歌で習った。 「二人でなら悲しみは半分こ、楽しいことは2倍になる」そういう…

果ノ子
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たかが花の一本を、

兄の遺体を安置させてもらっていた場所へ 母に案内され行った時、何もないその部屋に 今までの…

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蓋をしたい感情と墓とかの話

母の頬を打ちたい、父が座るちゃぶ台を蹴り上げたい。 ふと、そういう気持ちが疼いて、どうしたらいいかわからない。 とりあえず蓋をする、そうやって時間だけを過ごしていく。 いかん。 色々想いふけった結果、私はあの家に兄の骨壷が未だあって、墓がないことに、そこはかとなく苛立っている気がしてきた。 最初のうちは、子供を亡くした親心を思えば仕方ないと思っていたけれど。だんだんと。 個人的に、子供の命は、その子自身のものであって、親のものではないと思っている。(本当に子供のうちで家

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瀬戸内海の粟島に、漂流郵便局という名前の郵便局がある。  宛がない。誰に届けていいかわか…

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切り花が苦手だった

水差しに差していた、花が枯れた。 しおれ始めから「ああ、そろそろおしまいかな」と、 そう…

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complicated birthday.(複雑な誕生日)

誕生日。 その幸せなお祝いの日に、happyという形容詞をなんだかうまくつけられなくなった。そ…

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