尽くすってどういうこと?
こんにちは、破天荒ちゃんです。
今日は良い尽くし方と悪い尽くし方ということについて書いていきたいと思います。
何も言わずにLINEブロックは最悪の別れ方だと思いますし、その別れ方を選択する男性側も自分の心と向き合う必要がありますが、今回はこの相談をしてくださった方の定義する「尽くし方」に着目していきましょう。
「尽くす」と一言に言っても人によって定義が異なるのが難しいところ。
世の中には「男には尽くしすぎるな!つけあがるぞ!」的な発信もありますが、「尽くす」定義が異なればむしろ更に深い関係になれる場合もあるので、一概に尽くしすぎるな!とは言い切れません。
では、どんな尽くし方なら良くてどんな尽くし方はダメなのでしょうか。
分岐点は「自分のため」か「相手のため」か、です。
「いえ、私はいつも彼のために尽くして来ました。
彼のことを考えて、こうしたら喜んでくれるだろうと思って‥」
そう反論する声が聞こえてきそうですね。
でもよく考えてみてください。
彼に夕飯を作ったのも、彼を不安にさせないためにLINEをたくさん送ったことも、彼に呼ばれたらすぐ行くことも、すべて本当に彼のためでしょうか。
彼に「好かれたい」、または「嫌われたくない」からした行動ではないですか?
結果、思っていた反応と違う反応が返ってきたとき、どう思ったか、が鍵です。
「彼はあまりここに価値を見出すタイプではないんだな」と彼のことをまた一つ知れたと冷静に受け止めるのか、「ひどい!こんなにやってあげたのに」と心が乱されるか、です。
前者は相手のためです。相手のことをよく知りたいから、ニーズをよく観察して、相手への理解を深めようとします。
そのため、何かわかりやすく相手のために行動をすること以外にも、相手のために何もしない、という選択をすることもできます。
「そっとしておいてほしいんだろうな」「一人で考える時間が必要なのかも」と思ったら、あえて見守る、という選択肢を取れる人です。
後者は自分のためです。彼に好かれたいがために、彼に好かれるであろうことを実行しますが、思い通りの反応でなければ落胆するか激昂するか。
これは完全に自分軸で、思いやりどころか押し付けです。
ただ本人も自覚がないので、「尽くし方が足りないんだ!もっと尽くせば好きになってもらうかもしれない」、と自分なりに尽くす行動を繰り返します。
すると相手はどう思うでしょうか。
良い人だったら「この子、めちゃくちゃ色々してくれるのは嬉しいんだけど、してくれたことに対してそんなに返せないし‥ちょっと重たいかも。でもやってくれたことだし、やめてとも言いづらいな‥」と思うでしょう。
人には基本的に返報性の法則というのがあり、相手のしてくれたことに対して恩返ししようと思うものです。
そのため、本人は見返りを求めていなくても、相手は返さなければという心理が働きます。
すぐに返せるものなら良いのですが、なかなか返せないとき、相手側の心の負担は少しずつ大きくなっていきます。
そして最終的に「この子にはもっと合う人がいるかも」と考え別れを選択するケースに至ります。
ただし、これは良い人の場合です。
悪い人の場合、相手が尽くしてくれるのを良いことにモノ扱いが始まります。
「何言っても嫌がらないし、自分の意見なさそうだな。どこまで言う事聞くか面白いから試してみよう」
この程度の感覚で関わるようになってきます。
自分が悪いことをしていると自覚したくないので、相手を人として認めることを放棄します。
このパターンにはまると最悪です。
尊厳を奪われ、自分の価値を見失うことになります。
そこから脱却するには、モノ扱いしてくる相手と縁を切るしかないのですが、こうした人たちは人のコントロールがやたらと上手いです。
なんなら最初から自分の価値を低めに見積もっている人を見極めて近付いてきます。
「そんなクズ、別れなよ」と友達に言われても「いや!私のことをわかってくれるのは彼だけなの!」と言って疎遠になっていくという話もよくありますよね。これも相手側のコントロールがやたらと上手いことが影響しているんです。
この場合は本人が心の底から変わりたい!と思うまで周りは何を言っても無駄です。
ただ、人として対等に扱われない期間が長ければ長いほど、心の治療期間も長くなっていくので、できるだけ早く気付いてもらうに越したことはありません。
本人が変わりたい、と思えば必ず変われます。
そのためのサポートは惜しみなくしていきたいと考えていますが、「変わりたい」と望むことだけは本人にしかできないので、ここはじっと待つしかないのです。
というわけで本日は「尽くす」というテーマについて書いてみました。
良い尽くし方をたくさんして、彼との関係性を深めていってくださいね。
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よければこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました♡
少しでも皆様にとってよりよい人生の手助けになれたら幸いです。
では、また。