体がダルい。そんな時に。
夏の不調、お困りではないですか?
体のだるさが抜けなかったり、胃のむかつきが続いていたら、体内の水分バランスが崩れているかもしれません。
東洋医学では「気・血・水(き・けつ・すい)」が体内をめぐることによって、体が正常に機能すると考えます。
気は元気の気(エネルギー)、
血は血液、水は体液です。
この水が必要以上に体内に溜まって悪さをすることを「水毒」と考えます。
代謝が悪かったり、冷え症の人は水毒になりやすい体質といえますが、水毒は食生活をはじめとする生活習慣を見直すことで改善できます。
また、水毒を改善することで、気と血のめぐりも相乗的によくなります。
「水毒」の症状
むくみ、体・手足に重みを感じる。
だるさがある。
関節に水が溜まる。
乗り物酔いしやすい。
胃に不快感がある。
胃内停水の感覚がある(ポチャポチャ音がする)。
下痢、便が柔らかい。
冷え性。
鼻水が出る。
痰がからむ。唾液が多い。
頭痛、動悸、雨の日の体調不良 など。
暑いですし、冷たい飲み物が欲しくなりますよね。飲んで飲んで…
水を飲んでも飲んでものどがかわく。
そんなことはないですか?
もしかしたら、水が全身に巡っていないかもしれません。
(糖尿病の方も喉が乾き、水をガブガブ飲む→トイレ回数多い。症状があるので、気をつけて下さいね。)
水の摂り過ぎて水毒になっている可能性がある!
水はたくさんとったほうがいいですよね。
通常、私たちの体は60%から70%の水分からできていると言われています。
寝ているだけでも、喋っているだけでも水分を消費している私たち。
必要な量は、1.5リットルから2リットル。
夏場で2.5リットル。
しかし、室内作業など冷房がきいている場合は、2リットルぐらいが妥当なところだと思います。
水分の取りすぎも注意が必要です。
下腹からポチャポチャ音がしたり、足が太くなったと感じたら、水分を摂り過ぎているサインです。
正しい水の飲み方としては、常温の水を口に含みゆっくり飲む。
数回にわけて、小まめに一口を何回も飲むようにする。
私の場合は、30分に一回は口にふくむように意識しています!
水の飲み方が上手な方は、シミやシワも少なくツヤがあります😉
そして、知っていて欲しい事として、私たちは
糖質を取ると自然と体に水分を貯蔵するメカニズムになっています。
むくみが強いと感じる方は一度、糖質の摂取量も意識したほうがよいと考えられます。
菓子パン2個100gの糖質に対して300gの水を体に溜め込む仕組みなので、、
結構溜まってしまいますね。
糖質制限で痩せるというのは、
糖質と水分の結合をさせない→たまらない→体から排出。という流れのようです。
水毒の場合…
体内の余分な水を排出するには、体を温める必要があります。東洋医学では、体を冷やす「陰性食品」と、体を温める「陽性食品」に分けて考えます。
「陰性食品」は、主に暑い土地原産で、夏が旬、色が薄く、水分が多くやわらかめの食べもの。
例えば、バナナ、スイカ、レタス、キュウリ、白砂糖、バター、マヨネーズ、酢、白米、うどん、牛乳。
例外的に、コーヒーやカレー、トマトは色が濃いけれど、「陰性食品」です。
「陽性食品」は、主に寒い土地原産で、冬が旬、色が濃く、水分が少なくかための食べもの。
例えば、リンゴ、ゴボウ、ニンジン、ショウガ、海藻、赤身の肉・魚、黒砂糖、玄米、そば、紅茶、みそ、しょうゆ、天然塩、タバスコ、シナモンなどです。
陽性食品をたくさん取ったほうがいいのですが、なかなかそればかりというわけにもいかないですね。
なので、まずは意識して取るようにしてみて下さい。
対策: 冷えは万病の始まり
①足湯する
夏はどうしてもシャワーになりがちですね。
足湯だけでもやってあげましょう。
いつもより少し熱いと感じるぐらいのお湯に、くるぶしぐらいまで足をつけて、5分から10分。お湯に塩や入浴剤を入れる。
通常、足湯は、座ってやるのが一般的ですが、横になりながらできるのであれば、一番オススメです!
②腹巻する
お腹を触ってみて下さい。意外と冷たいんです。
時間に余裕がある時は、電子レンジでホットタオルを作り、お腹にのせます。ゆっくりと温度が下がっていくのを感じながら、深呼吸してあげるのもいいですね(*^^*)
③足の裏のマッサージ
足の裏にはたくさんの反射区があります。
かかとから指先に向かって摩るだけでもいいです。まずは、難しく考えずに触っていく習慣をつけましょう。
お家での過ごし方に、お役に立てれば幸いです。
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