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【効果的な訪問リハビリ】利用者さんのやる気を高めるポイント!その1!
訪問リハビリの利用者さんは、リハビリ病院から退院しやる気に満ちている人、不活発な生活や痛みが増悪したことで動けなくなり、やる気が低下している人などなど、様々な方がいます。
セラピストは、そんな利用者さんと一緒に徒手療法や運動療法、生活動作練習を行っていくため、やる気を管理していかなければいけません。
そこで今回は、訪問リハビリの利用者さんのやる気を高めるポイントについて紹介します。
やる気が低下してしまう理由
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やる気が低下してしまう理由は、楽な選択肢を選んで生活を送っているためになります。
例えば、リハビリ病院から退院したばかりでやる気がある人でも、自宅で自主トレーニングをするという選択肢よりも、テレビ鑑賞や読書という選択肢を選びがちです。
また、動けなくなった慢性痛の人では、動かないでいると増々痛みが強くなるため、少しずつ自分で動くという選択肢よりも、痛みが落ち着くまで休む、セラピストから体を動かしてもらうという選択肢を選びがちです。
上記のような楽な選択肢を選ぶ=楽な方に流されてしまうのは、人間の本能に組み込まれた仕組み=遅延割引であるため、抗うことは難しいです。
遅延割引とは、報酬を受け取るまでの時間が長ければ長いほど、その報酬の価値を低く見積もってしまうという心理になります。
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例えば、ダイエット中にたまたまケーキをもらってしまった場合、ケーキを食べた時の快感は、ケーキを我慢して得られる未来のスリムボディよりも価値が高いと感じてしまいます。
そのため、目の前のケーキを我慢するつらさに勝てず、ダイエットが失敗してしまう人が多数います。
リハビリもダイエットに似ています。
リハビリ当初は、運動療法や徒手療法によって体が一時的に動きやすくなったり、痛みが軽減しドンドンやる気が上がります。
しかし、徐々に運動療法>徒手療法の時間が増えてくると、利用者さんはつらい、疲れるなどの理由からやる気が低下し始めます。
ダイエット当初も同様で、カロリー制限による浮腫の解消が生じ、体重がスコーンと減少するため、やる気がドンドン上がります。
しかし、カロリー制限に体が慣れてくると消費カロリーも減っていくため、カロリー制限だけでは体重が減少しなくなり、運動が必要になってくるとやる気が低下し始めます。
やる気を高めるポイント
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やる気を高めるためのポイントは、適切な負荷で運動をすることになります。
セラピストが「立ち座り10回やりましょう。」のように声かけをしながら運動を行っていると利用者さんによっては不適切になります。
私の印象としては、多くのセラピストが利用者さんに提示する運動量は少ない印象があります。
適切な負荷で運動をすることができれば、血流促進、慢性痛の軽減、体内の炎症の低下が生じ、気分が改善され、やる気を高めることができます。
それでは、”適切な負荷”について解説します。
適切な負荷=220-年齢×0.6が1分間心拍数になる運動=体力と筋力が向上する最低負荷になります。
上記のように、利用者さんの1分間心拍数を目安にして一つ一つの運動プログラムと休憩を組み立てることが大事になります。
この運動は、自宅内の階段昇降を3往復のような高負荷×低回数よりも、目標心拍数になるまで、歩行器に掴まったままの腿上げをする、バンザイをするような低負荷×高回数が望ましいと感じています。
その理由は、高負荷の運動は緊張による心拍数増加が考えられる、慣れてきてもやる前からつらいと思われがち、ケガのリスクがあるなどなどです。
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心拍数をモニタリングしながら運動を行うことで、ダラダラやるよりもテキパキやった方が運動がすぐに終わるので利用者さんも楽しんでやってくれる印象があります。
是非、やってみてください!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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