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【効果的な訪問リハビリ】利用者さんのやる気を高めるポイント!その3!
訪問リハビリの利用者さんは、加齢や廃用に伴う身体機能の低下、脳卒中後の運動麻痺などの後遺障害、パーキンソン病などの進行性障害があることが多いです。
上記のような逆境を乗り越えること=リハビリをすることになりますが、自分ではどうしようもできないと考えてしまうと、やる気を高めたり、維持することは大変になると思います。
そのため、訪問リハビリで働くセラピストは、利用者さんがやる気を高める方法をたくさん考えられると良いです。
今回も、やる気を高めるポイントについて、先週に引き続き、紹介します。
先週の記事をまだ読んでいない方は、是非、以下のやる気を高めるポイントについてもチェックしてほしいです!
やる気が低下する理由
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訪問リハビリの利用者さんのやる気が低下する理由は、”学習性無力感”と考えます。
学習性無力感とは、自分が行動を起こしても「どうせ何も変わらない」「何をやってもうまくいかない」と考える、思い込んでしまい、結果を変えられる機会があっても行動を起こせなくなる状態になります。
つまり、逆境に弱いと学習性無力感が生じ、リハビリに打ち込めなくなると言えます。
しかし、訪問リハビリの利用者さんは、逆境を乗り越えるためにリハビリをしなければいけません。
そのため、逆境に弱い=やる気が低下やすい利用者さんの考え方や心理を理解することで、やる気を高められる可能性があります。
やる気を高めるポイント
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逆境に弱い=やる気が低下しやすい利用者さんの考え方や心理は、逆境を自分ではどうしようもないと固定的に捉えてしまったり、今までの自分の行いが悪かったせいであると悲観的になります。
そのため、セラピストはリハビリで現状が少しずつ変化する体験をしてもらうことでやる気を高められると考えます。
例えば、左片麻痺で左上肢が少し動かせるが、生活では実用できない利用者さんの場合。
左上肢の動く範囲でできるような生活動作のリハビリ、例えばコップをもつなどを行ってしまうと一生懸命やったとしても上手くできない、自覚的に大変と感じてしまうとやる気を低下させてしまう恐れがあります。
そこで、現状の左上肢の動かせる範囲を、今よりも楽に動かせるためのリハビリを行うとやる気が高められると考えます。
これは、利用者さんが感じられる=実感できる範囲でリハビリを進めていく関わり方になります。
例えば、廃用性の筋力低下から、自力で立ち上がれなくなった利用者さんの場合。
セラピストが介助しながら立ち上がり練習を反復して行うのではなく、お辞儀で重心前方移動を行うと離殿できる体験をしてもらい、筋力以外の要素で立ち上がりにアプローチしていくことでやる気が高められると考えます。
まとめ
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今回は、先週に引き続き、訪問リハビリの利用者さんのやる気を高めるポイントについて紹介しました。
やる気が低下してしまう理由は、「どうせ何も変わらない」「何をやってもうまくいかない」と考える、思い込んでしまいが生じる”学習性無力感”と考えます。
そのため、日々の関わりの中で、学習性無力感に対する対策をセラピストが意図的に行うことでやる気を高めらると思います。
利用者さんに合わせた課題指向型のリハビリは、とても効果的ではありますが、利用者さんの考え方や心理状態によっては、やる気を低下させる可能性があります。
セラピストは、利用者さんが現状よりも楽に動けるという体験をリハビリで提供してみましょう!
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