マウスピースを手に入れた夜、新時代のモチベーションについて考えてみた件
件、って言い回しはもう古いのだろうか(何となく…)
【緊急事態がなかったら、こんなことやってなかった…プロジェクト構築リアリティーショー】36日目
平日12:10からの15分レッスン、7月はお試し期間にて無料開催!はたらく人のためのヨガ「はたよが」がお届けする、おひる12時10分から15分のヨガタイム
いま、歯医者の治療椅子の上で、noteを下書きしています
コロナの影響で通えない時期もありましたが、六ヶ月に及ぶ治療が本日完了。
やっと念願のマウスピースを入手しました。
これで朝のスッキリ度が高まるはず、今夜就寝から明朝が楽しみです。
通院を始めた当時は、特に痛みもなく、不便もなかったのですが、しばらくぶりの歯科通いをスタートさせ通い続けることができた、このことは習慣継続化の良い事例ではないか、と今日は考察してみることにします。
歯科通いを継続できた要素、以下に挙げてみます。
きっかけ
まず「歯科に通う」という行動に移す際、3つのきっかけがありました。
⑴ 歯科衛生士の友人が新しい医院で働き始めたこと
⑵ 起床時に肩が凝っていることがあり、どうやらかみ合わせの問題であり、マウスピースで補正できると知ったこと
⑶ その歯科医院が、自宅の近所にあったこと
3つ揃って初めて、4-5年遠のいていた歯科に足を運んだのです。歯科嫌いという訳ではなかったけれど、きっかけを失っていたタイミングに、3つの要素の出現。
友人勤務ということもあり安全安心感があり、信用できるルートからの情報を得て自発的に課題に取り組むきっかけとなりました。仕事の合間に行ける時間的ハードルの低さも重要でした。
継続した理由
⑷ 歯科のイメージを覆す空間の快適さがあったため
⑸ 友人推薦の先生の腕がよく、痛みを感じず治療が受けられたため
⑹ 通うルートが緑あふれるエリア
痛みがなかったのはもちろん、先生のお声が心地よかった!これかなり重要な要素でした。待合室もアロマかおるスペースで、ちょっとしたホテルのロビーのよう。飲み物のサービスがあって、そして治療室は個室!というぜいたくさ。通院の15分は、散歩がてらのちょっとした息抜きに感じられていました。
6つの要素をモチベーション理論にあてはめてみる
モチベーションのことを考えるときに参考にしている一冊があります。
「モチベーション3.0 持続する『やる気!』をいかに引き出すか」
著者のダニエル・ピンク氏はクリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務めた人物。
ざっくりいえば…現代では生存が目的、また報酬=アメムチを動機づけに用いるのではなく、自律・熟達・目的の3要素を備えたモチベーション醸成を組織開発の考え方に組み込むべき、という理論が展開されている1冊です。
では、
・自律
・熟達
・目的
ひとつづつ、チェックしてイキマショウ。
自律
歯科検診の要治療結果をもって、歯科通いをスタートしたわけではない、というのが今回の成功のポイントでしょう。
「快適な眠りを得たい」と、解決したい課題を内側から感じ、おススメの声に後押しされ、誰かのチカラを借りることなく(徒歩15分圏内)通院できた。まさに内発的な動機からの通院。
当初、マウスピースだけを作成するための目的であったのですが(2-3回で終わると思っていた)初回診療で虫歯が10本も発見され、まずは治療という想定外はあったものの、GOALを自分で設定しているので、治療自体はプロセスであり目的ではなかった点が大きな要素でした。
本日てにしたマウスピースは、いわばトロフィーのようにキラキラと輝いております。
熟達(マスタリー)
熟達とありながら、上記書籍のなかで語られている要素は、フローについて。
フローについては、以前綴りましたが、その経験それ自体が非常に楽しくなる経験のこと。フロー体験はマスタリーには必要不可欠である、とモチベーション3.0にもあります。
勿論、治療行為がフローであった、つまり自ら虫歯を削る経験をして夢中になった訳ではありません。治療に通う道すがらの心地よさ、個室、快適な空間、そんな環境が整っていたという点が今回の達成に関係していたのではないかと考えます。
思えば、自分のための時間をおろそかにしていたここ半年、歯の治療に行く時間は、しばし仕事から離れて身を任せる時間でもあったのかも。スマホもチェックしない、電話もかかってこない、作業も行わない。個室だから周囲にも意識を向けなくて済む。ただ口をあけて人にゆだねる時間。
おもえば、どうやったら長時間口をあけていられるか色々とためしておりましたね。あゝこうやったら顎の筋肉が緩む、呼吸はこうか、目のこわばりも緩めると楽だ、等々。まさに「いまここ」を感じていた。マインドフルに身体感覚に意識を向けていた時間だったのです。
フローは魂にとっての酸素となる、と上記書籍にもあります。
今回は
フローは通院継続にとっての酸素である
と経験上断言できます。
そう考えると…通院最終日、
淋しい気持ちも沸き起こる夜なのです。
(あ、さすがに治療椅子に座ってここまで書いていなくて、帰宅して続きを欠いている状況)
目的
儲けるとか有名になる事などの外発的抱負=利益志向型の目標よりも、他の人の人生に手を貸し自らも成長するなどの目的志向型の目標をもつ人のほうが満足感が高く、幸福な毎日になる、という、最近では社会問題を考えるにつけ、当たり前ともなってきた考え方です。
この点は、(どうこじつけようかと笑)一瞬悩んだのですが、よくよく考えてみると、熱心に治療してくださる先生や衛生士さんの頑張りに応えたい!という気持ちが、大きかったように思います。
先生は勉強家であるというお話も友人からうかがっていて、歯科衛生士の友人も仕事に忠実なうえ、山あり谷ありの自分の人生にも向き合っている素敵な女性です。
最初から痛みはなかったわけで、途中で治療を中断しても差し当たって不快感なかったのですが、この人たちを落胆させたくない。。。という気持ちがわいてきて、時間の調整が取れる限り週1ペースを守りながら通院しました。
歯科治療って、痛みが無い場合、いくら脅されてもいろいろと理由つけて継続しない事多くありませんか?(過去に何度も経験あり)
今回は、自分のため、の域を超えておりました。
で、
何が言いたかったか
改めて確認します。
このnote、プロジェクト構築のリアリティショーです。
1日15分からでもできる運動習慣をお届けする「はたよがのひるよが」を持続可能にするためのプロジェクト構築の最中です。
キーワードは「習慣化」
プログラムを持続可能に昇華させるヒントは、今回のような自分の経験を分析することが重要なのでは!?と最終に治療椅子に座った瞬間に思いついて、ここまで綴ってみたわけです。
無理なく楽しく、そして自発的に、自分のためだけはない事として意味づけできること、継続できることが習慣化に繋がるはずです。
はたよがのひるよがを
自律、熟達、目的を伴うプログラムに成長させるには、何が必要なのか。。。明日もまた、改めて検討してゆかなければ!
と思いつつ、手に入れたマウスピースとの初めての夜を満喫したいと思います。
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