オープンなスタイルで未来へ向かう
会社員の副業解禁がすすむなかで、ひときわ変わった取り組みをしている会社があります。それは、「ゆかり」が主力商品の三島食品です。
それは、「仕事に関係があることなら、勤務中でも好きなことをやっていい」という"B面活動"を認める取り組みです。
たとえば、マンガを書くことが好きな社員が営業職の女性の自己紹介マンガを書いて、営業ツールに活用してもらう例の紹介がありました。
この取り組みを始めたきっかけは、創業者から社長を引き継いだ現会長の三島氏が、失われていた社員の"挑戦する姿勢"を引き出したいと考えたことです。
少し前に放送されたカンブリア宮殿で、私はこの会社のことを知りました。
考えて行動すればするほど、仕事を好きになる。
B面活動の最大の強みは、「活動をすればするほど会社のことが好きになる」点だと思います。B面活動としてなにをするのか、という段階から考える。ここで、必然的に自分の得意なこと、好きなことはなんだろうと考えることになる。そして実践する。
会社のために自分ができることはなんだろう、と考える。
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自分の好きなこと、得意を活かして実際に行動する。
私もフリーランスになって、「自分の得意なこと、そしてどのような仕事をしていきたいのか」を日々考える時間が増えました。〇〇の仕事がしたい、と考えたからといってすぐにその機会に恵まれることばかりではないです。ただ、仕事でおつきあいのある人にぽろっと話してみることで、それに近いお仕事を依頼してもらえることもあります。
自分の気持ちをオープンにすること
これは百利あって一害なしなのでは、と考えられるようになったのは自分のなかでの小さな成長です。これまでは、心理的なハードルがあってなかなかできなかったからです。正確には、オープンにすることの必要性をそこまで感じていませんでした。
けれどそのハードルを下げることができたのは、チームの人が今後どこを目指していきたいのか、そのために協力をしてほしいと私に話してくれたことがきっかけでした。思いがけず、その出来事はとても嬉しかったんです。1年近く一緒に仕事をしてきて、信頼してもらえてるんだなあと感じたし、勇気を出して打ち明けてくれたのだとわかったからです。
そして、自分の気持ちをオープンにすることは、目標を現実化するために必要なことなんだという気づきもありました。どんな仕事も一人で完結はできないからこそ、一緒にすすむ仲間が大切。これからもお願いしたりされたり、頼ってもらったり頼ったりしてお仕事をしていきたいです。