『捨て本』堀江貴文さん著/人は、みんなそれぞれ自分にとっての川を流れている。
この題名でピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は『捨て本』堀江貴文さんの本についての紹介です。
主な内容は、
・信用評価による経済活動やシェアリングエコノミー、クラウドファンディングなどの支援の仕組みが成熟しつつある。
→価値(値段)の高いモノを「どれだけ持つか」よりも「どんな価値観を持つべきなのか」が真剣に問われる時代になっていく。
シェアするのが当たり前の社会になると、自分がモノを所有する時に、今まで以上になぜそれを獲得し所有し続けるのかを自分に問うことになっていくのだろう。
なお、所有と獲得について本書では
獲得は、ある意味で報酬になる。
しかし、所有は報酬ではない。所有はリスクだ。
とあります。
モノだけではなくスペースにも当てはまる。近所にも、コワーキングスペースが先日オープンした。働く場所として、会社or自宅に選択肢がプラスされ、裾野が広がり身近になればなるほど利用するハードルも低くなる。
シェアオフィス(コワーキングスペース)に興味津々な自分としては嬉しい流れ♪
さて、題名の
人は、みんなそれぞれ自分にとっての川を流れている。
も、本書の一文。
私にも、隣で働いているこの人にも、それぞれの人に自分だけの川があることに気づいた。
人と出会い人を理解しようとする時、その人の川=その人の過去からの流れ、ストーリーまで思いをはせると、より相手の気持ち、考えに理由があることがわかる。流石に、自分と関わる人全員の川を想像する事は、心的エネルギーの限界で出来ないけれど^^;
自分とは違う価値観、考え方を持つ人に出会ったときに、なぜその人がその価値観を持つに至ったのかを考えると、そのやり方で上手くいった、成功してきた実績があるからだ。それは、その人なりの試行錯誤の賜物で、そう簡単に人に無下にされるはずがないもの。そこに敬意を払えないと不味いよなぁと素直に思う。反省する。受け入れることはできないとしても、敬意を表明した方が良い関係性を維持できる。
会社が働き手それぞれにとって、好きな仕事ができる場として機能しているかどうか。
不満がないなら仕事を続けるし、そうでなくなったら辞める。
会社が主体ではなく、あくまでもそこで働く人たちが主役。それぞれのストーリーの中で、どのような働き方、会社をチョイスするか。
働き方が多様化・選べる現代では、会社も個人も、一緒に働く相手として、いかに選んでもらえるかが問われてくるのだろうなぁ。