アーリーステージCTOの半年間
エンジニアの波多野(@hatamasa1988)です。
Qastというナレッジ共有SaaSを開発・運用しているany株式会社に入社して半年が経過しました。
振り返りますと2020/4/1当時のanyは下記のような感じ
・プレシリーズAラウンド資金調達が内定
・Qast導入社数が1000社突破
・社員3名(代表、カスタマーサクセス、エンジニア→私)
・コロナ流行ってきた。そろそろやばそう
何がどう変わったか。
アーリーステージのスタートアップの現状として赤裸々にw
ここ半年の主な出来事を自分自身の変化と共につらつらと書いてみます。
仲間が増えた
半年前:3人
現在:9人
代表が再度の資金調達を行い、明確にスタートアップの形態に会社を持っていく決意をしたからこそできたこと。
1人エンジニアは非常に不安で心細かったけれども、業務委託の方々に支えられてやっていくうちに、2人目のエンジニアが入社を決めてくれて
今では社員、業務委託含め5人のエンジニアチームができています。
そのおかげでコードレビューができる体制になったり、チームとして議論を交わしたりして、高品質、高速サイクルでデリバリーができています。
オフィスも笹塚から代々木に移転し、他チームにも経験値のある強い仲間が入社してきてくれて、骨太な組織になりました。
ようやく地盤が固まった感が出てきています。
代表のツイートを拝借。
写真は9月末に実施したMVV合宿の集合写真(若干一名写真係。うっかりw)
Qast(プロダクト)のグロース
半年前:1000社導入達成
現在:1700社導入達成
1000社導入までに1年半かかっているので、半年で倍速以上で成長しています。
ここはあまり指標となる数値は集計しにくいですが、GithubのPR数でいうと半年で430PRをデリバリーしています。
自分自身はgithubを見ると200,000diffくらい。
10/1の料金改定では、久しぶりに休日返上で深夜までコードを書いたり、リリース土壇場の焦りみたいなのも感じることができて「生きてる感じ」がしました
売り上げUP
ここは非公開にしておきますが、もちろん上がってきています。
半年前に比べて2倍くらいかと思います。
4月入社すると同時に大手顧客の導入が決定したりして、エンタープライズ向けの機能追加・改善をインフラからUIまで多数実施しました。
その後マーケターの入社と共に施策をガンガン打って、どれがQastにハマりそうなのかを壁打ちしている感じです。
現在は4月までに更に2倍以上にする予定で進んでいます。
プロダクトとしても様々な打ち手を同時並行で開発していて、なる早でリリースしていきたいと思います。
機能を出すたびにUXはよくしたいし、Qast単体だけではなく複数の媒体を横断してUXを作っています。
CTOになった
半年前:1人目エンジニア
現在:CTO
CTOになってまだ3ヶ月くらい。
自分自身でもCTOは初経験なのでCTOとしてもアーリーステージ。
会社共に成長しないといけません。。。
変わったことは周りが「CTO」と呼んでくるようになったくらいですが、自分は役で呼ばれるのはあまりいい感じがしなく、「CTOと呼ばないで欲しい」とこないだの飲み会で公言しておきましたw
結局やっていることは変わりないのですが、会社とプロダクトについて考える機会が増えたり、代表と意見を交換したりする機会が増えたりしています。
マネジメントする立場としての意識はありますが、SIプロジェクトのマネジメント経験があるからなのか、自分的には違和感なくできている気がしています。
細部まで見ると、まだまだ理想的なアーキテクチャやコードには程遠いし、ぶっちゃけ10/1の料金改定では設計がネックになり改修コストが上がったりしている感じも見え隠れしています。
年内はまだまだプロダクトの地盤固めを行なっているのですが、並行してリファクタ もガンガン進めるように推進するつもり。
中長期的な視野、急がば回れの精神とのバランスが大切。
エンジニア組織についてもマネジメントするのはあまり好きでないのと、経験上、重要な部分以外は逆にしない方がうまく回っていたので、今後もスタンスは変えずに行こうと思います。
そして2人目で入ってきてくれたエンジニアもそうですが、自分よりも優秀なエンジニアをガンガン採用して楽しく働いてもらえればいいと思っていますw
そのための雑用係であったり、めんどくさい開発はお任せくださいw
マネジメントと開発、5:5くらい比率。
結局マネジメントしながらコードを書くことになるので夜中とか休日にコードを書くことに集中する生活です。
最後に
そして7/4でQast2周年、そして会社は10/3で設立4周年を迎えております!
ガンガングロースさせていきます!
アーリーステージのスタートアップとして人、プロダクト共にいい環境ができつつあります。
何かしら興味ある人は気軽にTwitterからでもDMください!
ありがとうございました!