畑の苗を植えたら水やりをした方が良い理由
『畑に苗を植えたら、水やりをした方が良い?』
ネットで調べてみると、「植え付け当日はたっぷり水をあげ、その後は水やりをしなくてOK」と書いてあった。
けれど、植え付け後は元気だった苗が、水やりをあえてしないようにしていると、苗が徐々に弱っていくではないか…!
そこで、水やりは本当にしなくていいの?という疑問を検証してみました。
弱った苗に水をあげたら元気になった
私の経験をもとに、水をあげてから元気になった例をご紹介します。
こちらは、畑に苗を植えた直後で、元気な姿の苗です。
5月11日
苗を植え付けたときは
1リットルほどの水をたっぷりあげました。
しかし、2日間ほど天気の良い日が続いたら
なんと元気のない弱々しい姿に…
5月12日
葉っぱがへなへなしているのと、
天気が良い日が続いたので
土がカラカラに乾いていました。
近所のプロのおばあちゃんが
「水あげたほうがいいよ。枯れちゃうから」
と言ってくれて、水をあげてみました。
5月16日
さらに数日、様子を見てみると
ぐんぐん上にも伸びはじめて
根っこが大地に定着した様子をうかがえました。
5月18日
風が強い環境なので
風避けのために袋も被せてあげました。
この時は雨季に入る前でしたので
水やりは一度だけで、
その後は雨により水をあげていません。
ただ、苗が定着するまでの一週間ほどは、
水不足で苗を枯らしてしまわないように
水やりは適度に行った方がいいです。
植え付け後に水やりが不要だと言われる理由
そもそも多くの方が「水やりは不要」と言う理由は、こちら。
○水を求めて根を張るから
○大地から自力で水を吸い上げられるから
○雨が降るから
可愛い子には旅をさせよと言うように、
苗にたくましくなってもらうためにも
あえて水をあげません。
しかし、天候や土地の状態などによっては
水やりをした方がいいケースもあります。
畑の苗に水やりをした方が良いケース
こんな時は、水をあげた方がいいです。
○畑に植え付け後、天気が良い日が続くとき
○土が乾燥してカサカサになっているとき
○明らかに苗が元気ないとき
理想は、苗が自分で根を張って
雑草のように水を飲めるような状態です。
しかし、植え付け後はまだ未熟なことから、
適度な水やりが必要なケースもあります。
「絶対に水をあげない」という決まり事はないので、苗や天候の状態に合わせて水やりをしてみてください。
『自分ばっかり水を飲んじゃあだめよ』
畑を教えてくれるおばあちゃんの言葉です。
苗を植えてから
元気がない、心配だ…と畑にしゃがみこんでいたところ
おばあちゃんが一言。
『自分ばっかり水を飲んじゃあだめよ。水をあげんさい』
この言葉を聞いて、すぐに家から醤油のペットボトル(じょうろ代わりに使ってる)を取って畑に走りました。
水をあげた途端、
野菜の土の方から「ズーズー」と水を飲み込む音が聞こえました。
水のあげすぎはNGだけど、適度な水やりは必要だったんだなと学びました。
もしも、
「水やりのタイミングが分からない」
「植え替え後に元気がない」
という時には、水やりをされてみてくださいね。
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