「情報化」は他にも通ず
まだ、スタディングの学習フロー「実力アップ期」で経営情報システムの問題集や過去問演習を繰り返してます。
今日は、「情報システムの開発」に関する過去問を解いていたのですが、その解説の補足で「超上流から攻めるIT化の原理原則17ヶ条」が紹介されていました。
ユーザとベンダの想いは相反する
取り決めは合意と承認によって成り立つ
プロジェクトの成否を左右する要件確定の先送りは厳禁である
ステークホルダ間の合意を得ないまま、次工程に入らない
多段階の見積りは双方のリスクを低減する
システム化実現の費用はソフトウェア開発だけではない
ライフサイクルコストを重視する
システム化方針・狙いの周知徹底が成功の鍵となる
要件定義は発注者の責任である
要件定義書はバイブルであり、事あらばここへ立ち返るもの
優れた要件定義書とはシステム開発を精緻にあらわしたもの
表現されない要件はシステムとして実現されない
数値化されない要件は人によって基準が異なる
「今と同じ」という要件定義はありえない
要件定義は「使える」業務システムを定義すること
機能要求は膨張する。コスト、納期が抑制する
要件定義は説明責任を伴う
というものです。
これをネットで調べると、「デスマにならない」っていう枕詞がついていました(笑)
実際、これを見たとき、ベンダー側が内々に思っていることっぽいな…ってところもありました。
「「今と同じ」という要件定義はありえない」とか、「機能要求は膨張する。コスト、納期が抑制する」とか。もちろん、「要件定義は発注者の責任である」もですが…。
ところで、これって「システム開発」とか「要件定義」にとらわれず、もう少し抽象的に解釈すると、事業やプロジェクトを推進する上で汎用性の高い原理・原則だなって思います。
「情報化」っていうと、T関連の専門性がないとと思われがちですが、世の中の多様な営みについて、単純化したもののように思うのです。
(うまく具体例をあげられないのですが…)
今後、仕事や将来中小企業診断士になれた後に、この原理原則を普遍化したものを活用できるようになりたいな…と思います。