しごとコンビニの仕組みと特徴(後編)
こんにちは。はたこら の 日下です。
流行りのインフルエンザに罹り、治ったと思ったら
謎の花粉症・・・この時期に花粉症ってあるんですね(笑)
さて、今日は「しごとコンビニの仕組みと特徴」の後編として
具体的な仕組みについて、いくつかのキーワードからお伝えをします。
「リアル」を大事に、丁寧に寄り添う
ネットのみで人と仕事がつながるサービスもありますが、しごとコンビニでは、ブランクのある方も気軽に一歩踏み出せるように「リアル」を大事にしています。
その「リアル」となり、しごとコンビニを運営するのは、地域の中にある団体や法人さん。地域の中で"まちづくり"を担う法人さんが新たな事業の一つとして担っていただくケースと、新しく法人を立ち上げるケースと2パターンあります。多くが「地域再生推進法人」の指定を受けた法人で、この法人が運営事務局となり、ひと と しごと を発掘してつないでいます。
また、気軽に立ち寄れる場所に拠点を構えて、教育を受けた専属のスタッフさんが常駐し、働きたい方とちょっと手伝ってほしい方々に丁寧に寄り添うようにしているのも、しごとコンビニの特徴です。
自由で責任のある働き方
しごとコンビニは、雇用や派遣ではなく「業務委託」という働き方を採用しています。これは、 働きたいけど働けない方の多くが「安定した働く時間を確保できない」と言われていたから。そうした方でも働くことができ、かつ責任を持って仕事に取り組むことができるようにするため、成果に対して報酬が発生する「業務委託」を採用しました。
おしごとの情報は、LINE WORKSというツールを使い、登録してくださった方々へ配信。それを見た登録者さんは、仕事をするか・しないか、どの仕事をするか等を自分で決めることができます。
※「しごとコンビニ」にて、第1回 LINE WORKS 新しいワークスタイル大賞を受賞しました。
できる形に仕事をリメイク
運営事務局が、依頼主さんからおしごとを受託する際、また登録メンバーさんに再委託する際にしている工夫が「できる形にリメイク」をすること。
類似サービスでは、受託した仕事をそのまま委託するケースが多いですが、それでは、スキルが高い人や時間が多く取れる人に業務が集中してしまいます。ですので、登録メンバーさんの希望をしっかり把握した上で、運営スタッフさんが業務を整理・分解し、「できる形」にすることを大事にしています。(← ここが運営スタッフさんの腕の見せどころ!)
そうすることで、スキルが高い人はスキルが必要な仕事を、経験があまりない方は未経験でもできる仕事をすることができます。その結果、業務の時間=働く時間も短くなるため、働きやすくなっているんです。
"お互い様"の精神
「自分の体調や家族の体調等で、急に仕事ができなくなるかもしれない。迷惑をかけてはいけないから、仕事はしないでおこう。」そうした声も多くありました。
だったら、そうした人たちが集まって"お互い様"の精神で、協力し合って働けば良い!というのが、しごとコンビニらしいところ。ゆとりを持った納期や実施人数にすることで、今日がダメなら明日で、AさんがダメならBさんでと、カバーをし合って働くことができています。
実施した人が実施した分だけ報酬を手にする業務委託だからこそ、心理的負担も少なく"お互い様"ができているように思います。
できることから、始められる
登録したものの、いきなり働くのは不安。そうした方が多くいるのも事実です。そうした不安を吹き飛ばすべく、さまざまな勉強会や交流会などがあるのも、しごとコンビニの特徴の一つ。できることから始めて、一歩、また一歩と進む中で、働く自信がついて、気づいたら不安なく働けていました!という方や新たな挑戦をされる方もたくさんいらっしゃいます。
他にも、様々な工夫をしていますが、今日はここまで。
具体的な事例と共にお伝えする方がイメージができると思いますので
ここからは、はたこら 広報担当の涼くんにバトンを渡します^^
最後に・・・
しごとコンビニの仕組みは、吉備総合法律事務所さんや労働局の方など、たくさんの専門家の方々にアドバイスをいただきながら作りました。
運営スタッフさんの研修内容やマニュアル、各種ツールなども、すべて弁護士の先生に確認いただいたものです。
皆様の協力あってこそ、完成した仕組み。改めて感謝いたします。
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