マイペースなわんちゃんと、わんちゃんに甘々なおばちゃんがいた話

お昼にパンを買って公園で食べてたら、よたよたと歩く老犬と、飼い主のおばちゃんが散歩してた。僕が腰掛けていた、ブロックで囲われた花壇がどうも気になるわんちゃん。立ってブロック塀に足をかけ、飼い主のおばちゃんを何度も振り返る。「さあ行くよ、登れないでしょう」とおばちゃん。しかし、なぜさか動こうとしないわんちゃん。困ったおばちゃんは、わんちゃんを抱き抱えて、ブロック塀に腰掛けた。わんちゃんを花壇(といってもただの雑草の生えた土壌)に離してあげた。
わんちゃんはそれだけで満足したようで、花壇で歩き回ることもなく、降りて、またすたこらさっさとお散歩…
なんだったんだ…なぜあんなに気になっていたのだ…花もなくがっかりしたのだろうか…
ぼんやりしたわんちゃんと、おばちゃんの優しさがほっこりさせてくれました。