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目指せ!新規就農23|適正価格を実現するために

現在49歳。
今から準備をして、50歳を過ぎても農業を始められるのか?
その下準備を書き残しておくためのこのnote。

今回の記事は、農業経営コンサルタントの高津佐さんのvoicy「農畜産物の適正価格への課題」を聞いて、考えたことを書き残しておきます。

新規就農した後、無事に生き残っていくための農家としての戦略を立てる際の参考になればと思います。

38.農畜産物の適正価格を実現するための課題とは?

高津佐さんは、こう指摘しています。

農家が農畜産物の適正価格を求めていることの本質は、
農畜産物をもっと高く買ってくれ!」ということだ。
それを実現するためには、
①値上げをしたら、消費者が今と同じ量を買ってくれるか?
②値上げができても、安い外国産が流通してしまわないか?
③スーパーなどの量販店が価格形成に協力してくれるか?

これら3つの疑問にきちんと向き合う必要がある。

①値上げができたとしても、消費者の買う量が減ってしまったとしたら、売り上げとしては変わりません。

②値上げができたとしても、飲食店などで安い外国産のものを使って、結果、消費量が減ってしまっては、売り上げは変わりません。

③値上げに協力してくれたお店で、消費者が購入せず、値上げをしなかったお店で買うとすれば、結局は、売り上げは変わりません。

この3つがクリアできないとすれば、結局は値上げに失敗し、適正価格というのは、市場の成り行きに任せざるを得ないというのです。

結局は、もうかる農家が生き残り、生き残れなかった農家が減っていくことで、供給量が調整され、やがて、適正価格に落ち着くというのが自然な流れということになります。

39.結局行き着く先は、直販か?

私は、ハスカップの小規模農家になろうとしています。

生き残れる農家になるには、結局は、自分で価格を決めることができる直販農家という道しかないような気がしてなりません。

ここでも書きましたが、
高品質の作物を作って、価値の高い商品に仕上げ、「買いたい」というお客さんの元へ届ける
ことに真摯に向き合うしかないかなと思っています。

自分で価格を決めると言っても、消費者にとって高いと感じさせてしまう価格であれば、購入量が減ったり、いずれ買わなくなってしまえば、値段を下げざるを得ません。

あなたの作るハスカップなら少々高くても買いたい
そう思えるくらいの価値のあるハスカップを作るしか、私の生き残る道はないでしょう。

どうしたら「価値のある」ハスカップになるのか?
これについては、考える余地がたっぷりあるはずです。

では、また。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

「目指せ!新規就農」シリーズは、おかげさまで順調に回を重ね、今回で23記事目となりました。
これまでに、
1.農家の方に会いに行こう
2.公的な就農支援にはどんなもなあるか?
3.まとめ|ハードルを知り、そして向き合う

4.農業はすきなことなのか?
5.ハスカップ農園での作業体験
6.ハスカップって何?

7.アクセルとブレーキを同時に踏み始める
8.技術でてっぺんを目指す
9.「好きなことならやるべきだ!」

10.まるでルンバ!草刈りロボ
11.第三者継承という新規就農への道
12.ハスカップ農家さんから経営を受け継ぐ

13.厚真町の就農支援は手厚い!
14.農業研修施設を見てきた
15.色づき始めたハスカップ
16.農家一家に一台!?ラジコン動噴

17.厚真町で実践したいわたしの農業
18.
同じ木でも場所によって味が違う!
19.健康に良い、魅惑の果実ハスカップ
20.ハスカップ狩りに行こう!
21.畑でレストランin山口農園

22.カレンデュラ農家になりたくて…移住
23.アーティストな農家の生き方
24.なぜ、研修するのか?何を、研修するのか?
25.ハスカップ農家として何をしたいのか?

26.
腹を決める
27.目指すべき農業を見つける
28.農協→卸売市場という流れで売る
29.産地直売方式で売る

30.マーケティングと営業の違い
31.どうやって買ってもらえばいいのか?

32.農協ってなに?
33.農協とどう付き合っていくべきか?

34.自分で作った作物が一番美味しい
35.その美味しさにどう共感してもらえばいいか

36.ブロックチェーン技術でトレーサビリティを効率化
37.NFTを使って、自分の商品の流通の流れを見える化する

というテーマで書いており、マガジンにまとまっています。

また、他にも、教育×○○をテーマにいろいろ書いています。
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