ビリオネアの考えは教育にもつながる
最近、ハマっていることがあります。
ちょっとしたスキマ時間や移動時間にこれを聞いています。
「学長お金の雑談ライブ」
その時のライブでよく話題に出ていたのが「覆面ビリオネア」の話です。
ルールは、
・原資100ドルから、90日間で100万ドルを稼ぐこと
・与えられるのは、100ドルと古いトラック、連絡先の入っていないスマホ
・正体がバレないように偽名を使うこと
100ドルって言ったら、日本円にして13,000円くらい。それをたった3ヶ月で1億3,000万円にするってことですよ。
一度事業を立ち上げて大成功を収めた人は、成功の道筋が見えているのかもしれません。
番組の中で、グレンが自分自身の考え方や行動に対して解説するシーンがあるのですが、その中にはビジネスについての金言がたくさん。
教員である私は、この金言は教育の世界でも通じることがたくさんあるなぁと感じています。
今回の記事は、その金言から教育にも通じることはないのか?ということについて書いてみました。
1.覆面ビリオネアEp.1「起業チャレンジ!」の金言
グレンがこの挑戦にスタートする記念すべきEp.1。
意気揚々と新しい街に乗り込んでいきますが、なかなかうまくいきません。
まず、何をすべきか、何を考えて仕事をしてきたか、グレンの人となりのようなものに触れ、親しみもわいてきました。
Ep.1からグレンのビジネス哲学がいろいろと語られていましたが、その中でも特に考えさせられた金言は、この3つ。
さっそく、教育によせてみました。
2.サバイバルに集中している間は・・・
チャレンジ初日。
わずかな資金をできるだけ使わないように、食事はスーパーで売っているカップラーメン。
それをトラックの車内ですすり、宿代を節約して、車中泊。季節は雪のちらつく冬ですから、上着の襟元のチャックをあげて寒さをしのごうとしていましたが、本当に辛そう。
一気にどん底に落ちたグレンの暮らし。
生きていくそのことに、エネルギーを費やしている間は、ビジネスのことを考える余裕すら生まれないようです。
それは、サバイバル状態では、生きていくための心理的安全性が保たれていないからです。
もし、教室や職員室の中の心理的安全性が保たれていないとすれば、子どもたちや先生たちはどう感じるでしょうか?
自分の居場所がそこに感じられないという寂しさ。自分の意見や考えが認められないかもという不安。自分の権利や所有物が侵される、奪われるかもという心配。
その教室、そういう状況では、きっと、学習や教育という仕事に手をつけようという気がおこならないでしょう。不安に耐えるので必死のはず。
心の安全安心が担保されてこそ、ポテンシャルを発揮し、効果的な学習や教育を生み出していこうという準備がやっとできるはずです。
グレンも、まずはその心理的安全性を確保するべく、必死にサバイバル生活から抜け出そうとします。
3.先に買い手を探す
サバイバル生活から抜け出して、90日間の生活費を確保するために、まず一週間で3,300ドルを手に入れることを当面の目標としたグレン。
実生活ではこれまでずっとセールスを仕事としてきたグレンが手をつけたのは、やはり自分の得意分野となる「何かを売り込む」仕事。
町の廃材置き場をめぐり、そこにある廃材をうまく利用して、お金を得ようとします。
そこで、この金言。
「ぼくのポリシーなんだけど、まず買い手を探しておいて、そこから取引を始めるんだ。」
スマホで調べると、れん鉄製のフェンスやタイヤを探している人がいることがわかり、廃材置き場に適したものがないか、探してトラックを走らせるのです。
語弊を恐れずにいえば、教室や職員室でのお客さんは、子どもたちや先生たち。
いくら、私のこーしたい、あーしたいという願いはあっても、子どもたちや先生たちのニーズを無視して進めてもうまくはいきません。だたの独りよがり、自己満足に終わってしまいます。
今、目の前にいる子どもたちは何を必要としているのか?
職員室で仕事をする先生たちにとって、何が必要なのか?
そうしたニーズを聞き出し、引き出し、それを解決できる方法を一緒に考えたり、提供したりする。
そこから教育を、管理職としての仕事を、進めることが大切なのだということを学ぶことができました。
まとめ|どんな仕事にも真剣に向き合えば・・・・
さて、どん底のグレンがここからどうはい上がるのか、いや、失敗に終わるのか。
一時は30ドルにまで手持ち資金が減りましたが、Tシャツプリント作成や家の掃除のアルバイトなど、どんな仕事でもこなして、少しずつ資金をためていきました。
両親はいい仕事には恵まれなかったけど、いろんな仕事を一生懸命こなしてくれたことに感謝の念をいだいているグレン。
教員の仕事は、本当にたくさんの仕事を同時進行でこなしていかなければなりません。
中には、やりたくない、つまらないと感じてしまう仕事がないわけではありません。
でも、その仕事一つひとつを真面目にこなしていくことで、それが別の仕事の成功につながったということが、これまでの経験上たくさんあります。
そのことが、また新しい自分と出会わせてくれるのです。
さて、やっとEP.1が見終わったばかり。
EP.1の最後で、町の記念日に、客のニーズに合わせた商品を用意し、一気に400ドルまで資金を増やしたグレン。
これから、グレンはどうなっていくのか!?
また、どんな金言を手に入れることができるのか!?
とっても楽しみです。
了
続編▷EP.2から得た金言集②はこちらからどうぞ。
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